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豊島区を、もっと楽しく、もっと面白く! 第3回「リノベーションスクール」が開催。

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「リノベーションスクール」とは、商店街や住宅街にある空き家について、建築家、デザイナー、会社員、主婦など様々な立場の参加者がチームとなり、それぞれがアイデアや意見を出しあって現実的なプランをつくり、空き家のオーナーにプレゼンするという、ユニークな取り組みです。2011年に福岡県北九州市でスタートしたこの活動は、今では全国各地へと広がり、豊島区でも過去2回開催されました。今回は2017年2月末に実施された、第3回目のスクールの様子をお届けします。

 

 

 

 

建物だけをリノベーションするのではなく、それにより人や街が変わることが大切。

2月24日(金曜日)
開校式・ガイダンス ライブアクト

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「リノベーションスクール」は3日間にわたって行われる、実践的な学びの場。過去2回のスクールでは、以前にこのサイト内でもレポートした「新春かるた大会」の会場となった「シーナと一平」や、「働くと暮らすの交差点」の会場である「日の出ファクトリー」などが生まれました。

スクール1日目は、豊島区の宿本尚吾副区長からの、「豊島区は、地方都市とは違う都市としてのポテンシャルがあります。ユニットマスターの皆さんとともに大いに議論し、ぜひこのスクールを楽しんでください」という挨拶からスタートしました。


 

続いてライブアクトとして、今回のスクールマスターであり、豊島区生まれ豊島区育ちで、広くまちづくりの活動を展開されている、青木純さんによるトークがありました。

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「豊島区は親になりたくなる街、なれる街、未来へとつなぐ街として、課題はたくさんあります。子どもがあふれ、子育てが楽しいと思える街になるよう、リノベーションスクールをきっかけに、考え、実践する場になるといいなと思っています。
オーナーだけでなく、街も、そこに住む人々にとっても、よいプランになるように、そして、単なる“付加価値”を考えるのではなく、ぜひ本質を追求する3日間にしてください!」

 

 

 

 

参加者は、ユニットマスターの大島芳彦さん、三浦丈典さん、宮崎晃吉さん、平松圭さんとともに4グループに分かれて、課題に取り組みます。

 

ユニットAの対象物件は、北池袋駅エリアに建つ、地区70年の古い一軒家の駐車場と2階部分。
ユニットBの対象物件は、東長崎エリアでお豆腐屋を営むオーナーが有するー軒家。
ユニットCの対象物件は、雑司ヶ谷エリアの「旧青果店」。
ユニットDの他使用物件は、要町エリアにある、マンションの地下一階部分。

 

と、それぞれ対象物件が発表され、ユニットごとに物件の調査へと街に繰り出していきました。

 

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建物をリノベーションするには、まずはそのエリアを知ることが大切なのだそうです。図面だけではなく、歩いて見て回ることで地域の活性化につながるアイディアが生み出されます。夕方には見学をもとに練られたプランを講評するショートプレゼンが行われました。ユニットマスターたちからの厳しいコメントを受けた受講生たちは、より実践的でより良いプランにするための練り直しを続けます。そしてエリアの夜の姿を探るために”まちにダイブ”。あっという間に1日のスケジュールが終わりました。

2月25日(土曜日)
ライブアクト ユニットワーク

翌2日目は、終日ユニットワークが行われます。考えた最善だと思われるプランを何度も練り直し、深夜まで議論を交わすという、参加者は産みの苦しみを味わう1日です。

オーナーのために、街のために、会社のために。“リノベーション”について、考えぬく。

2月26日(日曜日)
ユニットワーク 公開プレゼンテーション 閉校式

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そして最終日となる3日目。午後からの一般の方にも向けた公開プレゼンテーションに向けて、各ユニットとも最終調整が行われ、それぞれの発表がありました。会場となった豊島区立南池袋小学校体育館には、約160名もの区民の皆さんが、プレゼンテーションを聞きに集まりました。

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Aの対象物件は「陶芸館豊炎」という築70年の物件です。子どもが生まれるとともに転出する家族が多いという現状を解決しつつ、子育て世代や単身者などが地域と交流できる場になるようにと、シェアアトリエ、まちのラウンジ、そしてイベントもできるスペース「ほむらのかまど」にリノベーションすることを提案しました。

Bの対象物件は、住宅地の中の一軒家です。もともと写真家が住んでいたということで、センスのある内装が印象的な物件を、本でつなぐ「STUDY HOUSE さとみや」にリノベーションすることを提案。2階部分は本棚を貸し出すプライベートな空間に、1階部分をオープンスペースにしたパブリックな空間とする計画です。

 

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Cの対象物件は、古い家や路地をそのままに残しつつ、副都心線の開通で便利になった雑司ヶ谷エリアの「旧青果店」。新旧が混在するということがわかったこのエリアの魅力を最大限に生かす、「えんがわCafe」を提案。お茶+暮らしを楽しむコンテンツ(八百屋、本屋、パブリックビューイング、演奏、落語など)を実施するという、プレゼンテーションを行いました。

Dの対象物件は、閑静な住宅街の中にあるマンションの地下1階部分。北向きで住むには恵まれない環境により14年も空室だったという部屋。ここに、「東男に西女」という会社をつくり、外国人に向けたカフェやイベントを行うことで、近くの商店街にも外国人が集まってくるようになる仕組みを提案。さらに、外国人のマーケティングを実施し、その情報を提供することでも会社は利益を生むことが可能とのプレゼンテーションを行いました。

 

 

どのプレゼンテーションも、オーナーの利益や街が受ける恩恵なども合わせて提案され、理想論だけではない現実的な提案でした。さらに、講評を通して新たな課題も見つかり、このスクールが終了した後にも、引き続き実現に向けた議論が続くことになるでしょう。

 

 

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さて、今回のスクールへの参加者は全27名でした。普段は仕事も生活も全く異なる環境にあるチームメイトと、同じ目的に向かってひとつのものをつくるという難しい作業は、苦しくも、充実した貴重な体験となったにちがいありません。そしてこのリノベーションスクールをきっかけに、そう遠くない将来、新しいスポットが豊島区内に誕生するのを皆さんもぜひ注目していてください。

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文:田口みきこ
写真:西野正将(集合写真を除く)

<開催概要>

第3回リノベーションスクール@豊島区

開催日時:2017年2月24日(金曜日)~26日(日曜日)
会場:生活産業プラザ(ユニットワーク)、南池袋小学校体育館(公開プレゼンテーション)
主催:豊島区 企画:株式会社リノベリング 運営:豊島区/株式会社リノベリング 告知協力:株式会社建築資料研究社/日建学院

リノベーションスクール
http://re-re-re-renovation.jp/schools/(新しいウィンドウで開きます)

リノベーションまちづくり@豊島区Facebookページ
https://www.facebook.com/renovationschool.toshimaku/(新しいウィンドウで開きます)

 

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更新日:2021年3月30日