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としま会議 番外編|まちのプレーヤーが集まる『としま会議』のつくり⽅とは 〜主宰の中島明さんに聞きました

今回のレポートは、としま会議を主宰する中島明さんにインタビュー!としま会議の誕生エピソードや企画の裏話と、11月18日(土曜日)〜19日(日曜日)に開催されたIkebukuro Living Loopでの路上トークライブにかけた想いについて伺いました。また、そのトークライブに登場したゲストもご紹介します。《としま会議:豊島区の新しいプレーヤーが集まるトークライブ&パーティー》

「自分たちのまちは自分たちでオモシロく!」〜としま会議ができるまで

2014年8月、当時東池袋にあったコワーキングスペースco-ba ROYAL ANNEXでスタートしたとしま会議は、これまでに29回開催され(番外編を除く)、130人以上のゲストスピーカーを招いてきました。毎回4、5人のゲストが自身の活動についてスライドを使って紹介するコーナーと、地域の飲食店の料理が振る舞われるケータリング・パーティーとの2部構成。現在は、豊島区の各所で開催されるようになったとしま会議について、中島さんにお話を伺います。

まず、としま会議を企画したきっかけを教えてください。

—僕は池袋に住んで11年ですが、約4年前、co-ba ROYAL ANNEXに拠点を構える前までは、地元での知り合いは3人しかいませんでした。でも地元に拠点を持つようになって、実は面白い人たちは自分が住むまちにもたくさんいることを知りました。そんな人たちをもっと発掘して、誰かにも紹介したくなったのと、僕自身がまちをどうやったら楽しめるかを考えるようになったのがきっかけですね。としま会議の発起人は、現在グリーン大通り・南池袋公園周辺のエリアマネジメントで活躍されている青木純さん(nest inc.(新しいウィンドウで開きます))。その純さんや仲間と一緒にスタートさせました。

トークライブ&パーティーというスタイルで、月に一度は開催するようにしているそうですが、どんなこだわりがあるのですか?

—まちを盛り上げるイベントとなると、ワークショップや町内会などの集まりが思い浮かぶところですが、そうではない選択肢を作ろうと思いました。気軽にご飯を食べにくる感覚で、ついでにトークライブも聴ける、というテイストにしたかったんです。それを「毎月開催」しているのは、2ヶ月以上間を空けると“イベント”で終わるけど、毎月やると“コミュニティ”になってくる。そんな持論が元になっています。

「面白い人」はどうやって発掘しているのですか?

—普段自転車で移動しているのですが、あえて違うルートを走ってみたり、信号待ちしている時に周囲のマンションやテナントに目を配ってみたり。そうやって日常の中でアンテナを立てながら発掘していますし、それができるのは、ここに住んでいればこそですね。新しいお店や改装などの動きに気がつくのはもちろん、何気なく入ったテナントビルに、意外なほど名の知れた企業が入っていたなどの発見もできます。

毎回ゲストスピーカーを4、5人ずつ呼ぶのは大変ではないですか?

—これまでのゲストスピーカーは130人以上になり、これから呼べそうだなと検討している人も50人以上います。これだけ知り合いが増えると、誰かが誰かと繋いでくれますし、面白い人がどこかにいるはずだと、かたくなに信じられるようになりましたね。究極言えば、誰でもゲストスピーカーになれるようなストーリーを持ってると思っていますし。だから大変だとは感じていません。また、ゲストとして声をかける時は、お店をしている人なら、オープンして落ち着いた頃合いや新たに展開する時など、その人にとって話しやすいテーマがあって、喜んで出てもらえるタイミングを見計らっています。

それぞれのスピーチは7分ずつですよね。少し短い気がしますが、何か理由があるのですか?

—短いですよね。でも、ちょっと物足りないくらいがちょうどいいと思っています。もっと深く知りたいと思えば後半のパーティーで話しかけるきっかけにもなりますし、スピーカーのお店や活動を見に行ってみようという気持ちも湧くでしょうから。全然違う土地の人ではなく、地元の人がスピーチするからこそ叶うことですよね。そうやって街中を行き交う頻度が上がればいいなとも思っています。それに、スピーカー側の都合を考えても、7分間がちょうどいいんです。人前で話し慣れていない人もいますし、あまり長いと負担が大きくなりますから。

毎回5人のスピーカーはジャンルがそれぞれに異なっていますね。参加者からは、お目当てのスピーカー以外のスピーチも「面白かった!」という感想が聞こえてきますが。

—テーマを1つに絞ると、それに興味を持っている人しか聴きに来なくなる。でも、さまざまなジャンルを一度の回で少しずつ耳にすることで、もともとそれに興味を持っていない人が知るきっかけにもなりますよね。また、なるべくスピーチする人の人柄にフォーカスするようにしているのですが、そうすることで、「どうしてこの人がこういう活動をしているのだろう」と関心を深めてもらうことにつながればいいですね。既にまちにはそれぞれのジャンルのコミュニティがありますが、としま会議を通して、さらにジャンルを超えたつながりができるようにと願っています。

実際としま会議をきっかけに、異なるジャンルのコラボレーションはありましたか?

—イベント、プロジェクト、オリジナルブランド、お店、会社など、いくつかコラボして立ち上がったものがあります。当然、としま会議だけではなく、さまざまな働きかけがあって実現したことです。としま会議がきっかけで知り合うのはもちろん、同じ回でスピーチしたことで新しい動きが始まることもあり、それは嬉しいですね。ジャンルは違っても価値観が同じということもありますからね。だからいつも、スピーカーの5人をどういう組み合わせにするかを考えています。

いつもゲストスピーカーのお話はとても魅力的ですが、何か引き出す秘訣などがあるのですか?

—事前にヒアリングした内容の中から、「その話題に焦点を当てて話してください」とお願いしておくことはあります。僕が聞いて面白いと思ったことは他の人にもシェアしたいですから。でも、やはりゲストスピーカーの魅力ですよね。ゲストに呼ぶ際、とにかく大事にしているポイントは『自分の足で歩いている人』であること。「自分はこれが好きだから作ってます!これがいいと思うからやってます!」という人たちに出てもらっています。やっていることの大小に関わらず、有名か無名か関わらず、です。そうすることで参加者の幅も広がり、職業や年齢の偏りを軽減する意図があるんです。

最近は会場をさまざまに移して開催していますね。

—としま会議は2016年の春から半年ほどお休みし、同年秋に再スタートしました。その時から、会場も変えるようにしています。大きな池袋駅を隔てて東西に分かれている豊島区は、東側と西側とで互いに行き来するのは思いの外ハードルが高い。エリアごとに固まって活動するのではなく、少しでも交わってもらえるように、西側で開催する時は東を拠点とする人を呼ぶなど、あえて反対側の人をゲストにすることもしています。

としま会議[番外編]はIkebukuro Living Loop での路上トークライブ!

『都市を市民のリビングへ』をコンセプトに、さまざまなコンテンツのお店が出店したIkebukuro Living Loop(新しいウィンドウで開きます)。そのメイン会場となった池袋グリーン大通りの一角で開かれたとしま会議[番外編]は、ゲストスピーカーと中島さんとの対談スタイルでした。この路上トークライブについてもお話を伺いました。

会場がさまざまになれば、参加者の幅も広がるとのこと。今回の番外編はまさに道ゆく人が意図せず聴衆となっていましたが、どんな想いで路上ライブに踏み切ったのですか?

—としま会議は2017年3月に開催した、LOCAL! FESTIVAL! by としまscope!の際にも、グリーン大通りで開催しました。実はその時、グリーン大通りでは何年かぶりにマイク使用の許可がおりたそうです。通常の回と同じようにスライド上映もして、「事例をつくる」という目的を果たすために、ほとんど意地でやりましたね。でも、その事例があったことで、少なからず、グリーン大通りでのマイク使用や音楽演奏に繋がったのではないかと思っています。今回のイベントは、池袋のまちにとっては大きなチャンスでもありましたし、せっかくの池袋の一大イベントを盛り上げたい想いで企画しました。準備期間が短くて、突貫だったんですけど。

実際に屋外で開いてみて、得られたこと、苦労されたことなどはありましたか?

—今回は無理をせず、スライドは使わないでトークだけにしました。実は、ラジオのようにイベント会場各所でトークライブを行なってはどうだろう、という構想も練っていました。ラジオ番組のような対話型で進行をしてみたかったので。これって、僕の考えているとしま会議の“原点”なんです。僕がその人の話を聞いて、ここが面白い!と感じたところをさらに掘り下げて聞き出し、それを参加者と共有したい。究極を言うと、としま会議でやっていることって、それだけなんですよね。

最後に、中島さんが今回選んだ8人ものゲストスピーカーはどのような方々だったか教えてください。

—Ikebukuro Living Loopはマルシェ的要素が大きかったと思うのですが、今後このストリートを一緒に楽しんでくれそうな人たちにお声がけしました。初日(18日)は今後としま会議に呼ぶ予定の人たちに声をかけ、2日目(19日)は、過去にとしま会議に呼んだゲストに再登場いただきました。

番外編に登壇した皆さん

11月18日(土曜日)

シーナと一平 金子 翔太さん(シーナと一平 番頭/通称つよぽん)

「布で世界とつながりミシンでまちとつながる」がコンセプトの《シーナと一平(新しいウィンドウで開きます)》は、椎名町駅からほど近い商店街にある、築45年のとんかつ店をリノベーションしたミシンも使えるお宿とカフェ。金子さんは、フィリビンのセブ島で、働きながら英語を学ぶプログラムに参加した経験を生かして、国内外の宿泊客を受け入れるこのお宿の番頭を務めています。
としまscope/椎名町お宿の番頭徒然日記

漫画『海めし物語』 高田 サンコさん(漫画家)

もともとは管理栄養士として病院や小学校で献立を作る仕事をしていたサンコさん。子どもたちに少しでも野菜を食べてもらいたいと作ったイラスト入りの給食だよりが好評で、食をテーマとする漫画の制作を決意。ご当地漁師めしを題材にした漫画『海めし物語(新しいウィンドウで開きます)』(月刊ヤングマガジン連載)では、食材ごとの味わい方や魅力を描いています。

コミックエッセイ『女一匹シベリア鉄道の旅』 織田 博子さん(漫画家)

勤めていた会社を辞め、ユーラシア大陸を7ヶ月かけて1人で旅した織田さんは、各国の家庭料理に出会います。帰国後、日本ではあまり知られていない国々の素晴らしさを伝えようとフリーペーパーに綴ったことがきっかけとなり、コミックエッセイ『女一匹シベリア鉄道の旅』等を出版。知られざる国々の魅力を伝えています。

『渋谷朝活』運営 豊西 孝栄さん(渋谷朝活 主宰)

豊西さんは豊島区雑司が谷で暮らしながら渋谷界隈のカフェで毎週土曜朝に行われる渋谷朝活を運営。「一生ものの仲間作り」をコンセプトに、初参加でも居心地のよい雰囲気と、バトンタッチしやすい運営に努め、開催は続けること230回を超えています。勤める会社でマーケティングを担当しながら、多様な人が繋がる場づくりを実行中です。

11月19日(日曜日)

10°CAFE / EJ JUICE & SOUP 岩崎 亘さん(株式会社10do 代表取締役、株式会社イージェイ 代表取締役)

岩崎さんが代表を務める《10°CAFE(新しいウィンドウで開きます)》は、代々学生によって運営が引き継がれ、自分のアイデアを形にしながら店舗経営が経験できるカフェとして注目を集めています。また、農家出身の岩崎さんは、規格外農産物などを生かして作るコールドジュースなどのフード店EJ JUICE & SOUPも手がけるなど飲食業を通じて、変わる“きっかけ”を生み出しています。

子ども家庭科教室 korinco home 深野 佳奈子さん(子ども家庭科教室 korinco home 主宰)

学校で家庭科の先生をしていた深野さん。生活の知識が身につく教科にも関わらず、授業時数が限られてしまう家庭科を、子どもたちのお稽古事にしたい想いで《子ども家庭科教室 korinco home(新しいウィンドウで開きます)》を主宰。手芸をメインに、作る楽しさだけではなく、作品を使う喜びや家族の会話のきっかけとなるよう、「その先につながる」ことを大切にしています。

たまよろ庵 Yukiさん(チネイザンセラピスト兼インストラクター、たまよろ庵 主宰)

タイのチェンマイが発祥の伝統療法、氣内臓療法(チネイザン)を現地で習得したYukiさん。そのきっかけは、会社員として昼夜問わず身体を酷使した働き方をし、体調を大きく崩したことにあります。その後、日本人向けに自分でできるセルフチネイザンを開発。現在《たまよろ庵(新しいウィンドウで開きます)》を主宰しながら、日本全国に伝える仕事をしています。

アットクラフト 藤井 晶子さん(アットクラフト ディレクター)

サンプルなどの廃材となる輸入壁紙を使って、名刺入れをはじめとするオリジナル雑貨を制作・販売するアットクラフト。ディレクターの藤井さんをはじめ、メンバーは地域の母たちで構成され、東池袋に昨年オープンした日の出ファクトリーで制作活動を展開。それぞれのスキルや才能を活かした運営をしています。

—「この時点になってくると、ゲストはいくらでもいると思う」と語る中島さん。今後どんなゲストを呼んでどんな場所で開きたいかを尋ねると、行政の方やご高齢の方々などを招き、会場も区役所から高校、サンシャイン60まで視野に入れているとのこと。豊島区を盛り上げる人々の開拓、さらなる広がりが期待できそうです。

文・Ikebukuro Living Loop写真:後藤 菜穂
その他写真:としま会議

 

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更新日:2021年3月30日