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ー小さな公園活用プロジェクトー西巣鴨二丁目公園「ともに育つ公園。はじまります」

みんなの暮らしのなかにある公園をもっと使いやすく、もっと過ごしやすくするためにスタートした「小さな公園活用プロジェクト」。豊島区がFFパートナーシップ協定を結ぶ株式会社良品計画とともに、「○○できる公園」づくりをかかげ井戸端かいぎで育ててきたアイデアが、いよいよ実現! 生まれ変わった西巣鴨二丁目公園の様子をレポートします。

2019年12月14日(土曜日)、井戸端かいぎがスタートしてから1年とすこし、生まれ変わった西巣鴨二丁目公園のすがたがそこにありました。近隣の皆さんがたくさん集まり大賑わい!

みんなのアイデアが、公園のあちこちに出現!

この日の西巣鴨二丁目公園には、これまでの井戸端かいぎの集大成が、あちこちに。

まず目を引いたのは、ででんと出現したぴかぴかのPARK TRUCK(パークトラック)。

あたたかいコーヒーでほっと一息。

移動式のお店「PARK TRUCK(パークトラック)」は、公園の利用者への「公園で何がしたい?投票」や井戸端かいぎで出た「公園でくつろぎたい、遊びたい」という想いを担います。「本とコーヒー」を提供するトラックを定期的に走らせる、というアイデアに結びついたのでした。
提供されるのは、メインであるコーヒーのほかに、紅茶や子どもたちも楽しめるジュース、焼き菓子など。カウンター下の棚に置かれた、地域の図書館から借りた本や絵本も公園内で自由に読むことができます。

お店に立っていたお兄さんふたりは、実は、いつか自分たちでお店を持ちたいと考えていたとか。パークトラックというかたちで、生き生きと第一歩を踏み出しました!

ついにお披露目!井戸端かいぎで生まれたふたつの屋台。

井戸端かいぎにも参加していたふたりの小学生の女の子がリーダーとなり、周りのお友達と一緒に、放課後の時間を使ってつくりあげた「スティックチョコパン屋」。どこのお店のチョコレートが安いかの調査など3ヶ月間にわたって毎日コツコツとすすめてきたこともあって、実は、この日の催しのなかでいちばん早く準備が整ったとか。子どもたちのやる気と行動力たるや、大人たちも顔負けです!

エプロンや屋台の飾りなどはお母さんたちがつくったのかと聞いてみると、なんと、ぜんぶ子どもたちのお手製。それも、生地選びからおこなったという徹底ぶり!また、チョコレートやパンの仕入れまで、子どもたちが自らおこなったといいます。もう、驚きの連続!お母さんたちいわく、「学校では体験できないことだから、その分楽しみながら取り組んでいた」とのこと。

チョコレートを均等につけるのが、意外とムズカシイ!

売れた数も、手書きでしっかり管理。ちなみに、1日の販売目標50個だったところ、100個を売り上げました!

そして大人たちの「かまどチーム」が行うもうひとつの屋台では、「いももち」が販売されていました。「おでん」「カレー」「芋煮」などなど、様々なメニューのアイデアが出されたなかで、準備の手間や材料費、手軽さや食べやすさなどから採用されたメニューです。
チームが朝7時から仕込んでおいたというタネを、公園で仕上げて提供。屋台裏で仕上げの工程に使っていたのは、防災用に使う「かまど」です。

これは、第2回の井戸端かいぎのときに出たアイデアがかたちになったもの。当初は「公園でバーベキューがしたい!」ということでしたが、より実現性を高めるために、防災グッズを使う訓練にもなる「かまどベンチ」を利用することに。公園で火を使った料理もできて、まさに一石二鳥!

午後は公園の一角で恒例となっている「井戸端かいぎ」を開催。「今日は何が楽しかった?」「次は何をやりたい?」「公園でどう過ごしたい?」など、子どもたちも交えていろいろな感想やアイデアがあがりました。

 

これまでの井戸端かいぎの集大成とも言えるこの日、西巣鴨二丁目公園には子どもから年配の方まで、地域のみんながつながりあい、活気に満ち満ちた空間になりました。

 

次に目指すのは、そんな風景を、日常にすること。この小さな公園が、地域の人から親しまれ、暮らしに溶け込む場所になるように。その実現に向けて、井戸端かいぎもまだまだ続いていきます!

この日は隣接する区民ひろばのイベントも重なったため、様々な催しが開催されていました。
リニューアル整備されたデッキも、存在感たっぷり。イベント当日は子どもに絵本を読み聞かせる場面も。今後は、座って本を読んだり、寝転んでくつろいでみたり、みんなが自然とつながる場所になりそうです。

お花がいっぱい、みんなの集う公園へ

そして、公園を華やかに彩るのが「お花チーム」で植えた色とりどりの花が咲く花壇。西巣鴨二丁目公園の花壇づくりをしてくださっている「花いっぱいグループ」の皆さんがコンポストでつくった堆肥を使っています。

リニューアルイベントに向けて、「ともに育つ花壇づくりワークショップ」を開催しました。小学生を中心に子どもたちがたくさん集まり、みんなでどんな花壇にしたいかを話し合ったところ、子どもたちの間で「鳩ぽっぽ公園」と呼ばれていることから、花壇の中央に鳩をデザインすることが決まりました。「花いっぱいグループ」の皆さんに教えてもらいながら、まずは土を耕すところからはじめ、花植えまで夢中で行いました。

花壇ワークショップ 耕し・デザインの様子

花壇ワークショップ 花植えの様子

「〇〇できない」公園から「〇〇できる」公園へ

「キャッチボール禁止」「花火禁止」など、公園に設置されていた「禁止看板」を「お約束看板」として一つにまとめ、この公園で「できる」ことが書かれたサイン看板を設けました。今後、新たに「できること」が増えれば、追加できるようになっています。

 

特別な設備や遊具を作るのではなく、いつも近くにあり、通りすがりにちょっと立ち寄り、ベンチに座ってほっと一息つけるような公園に。さらにより良い公園にするために、これからも皆さんの声を聞きながらともに育てる公園づくりを進めていきます。

公園を育てる井戸端かいぎのレポートはこちら
「みんなの公園をみんなで考える、 “○○できる公園”井戸端かいぎが開催中!」

良品計画との協働のプロジェクトについては、良品計画が運営するサイト「ローカルニッポン(新しいウィンドウで開きます)」にて紹介しています。

文:髙阪正洋・田口みきこ
写真:大野隆介

お問合せ:豊島区 「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室
TEL 03-4566-2513
公園緑地課
TEL 03-4566-2698

 

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更新日:2021年3月30日