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感染力の強い変異株がまん延するなど依然として予断を許さない状況から、緊急事態宣言が6月20日までさらに延長となりました。豊島区は東京都の方針を踏まえつつ、地域コミュニティーを維持する区立施設等については、感染拡大防止対策を徹底した上で、開館いたします。区民の皆さまには感染拡大防止対策へのご理解、ご協力をお願いします。
現在の厳しい状況を打開するには、ワクチン接種しかありません。
豊島区はいち早く、個別接種をメインに、それを補完する形での集団接種と巡回接種の3層で行う「豊島方式」で準備を進めてまいりました。約200もの区内医療機関にご協力いただき、個別接種が5月19日からスタートしました。区民の皆さまからは「ご近所のかかりつけ医に接種していただけるので本当に安心」「(接種を迷っていたが)信頼できる先生に勧められ、思い切って接種して良かった」などの喜びの声が多数寄せられています。
「個別接種は集団接種に比べて非効率」とのご意見もありましたが、かかりつけ医は健康状態を把握されていることからスムーズな接種が行われ、大きな混乱もありません。5月24日からの集団接種、6月3日からの区民ひろばでの巡回接種と、個人のニーズに合わせて接種環境を自由に選択できる「豊島方式」は、区民の皆さまに大変ご好評をいただいています。
この「豊島方式」は豊島区医師会、歯科医師会、薬剤師会をはじめ、地域の町会や民生委員・児童委員の皆さま、さらには社会福祉協議会など、まさに「オールとしま」のご協力によって成り立つ、豊島区独自の体制です。
コロナの収束は、ワクチン接種なくしてあり得ません。ご自身や大切な人を守るためにも、接種へのご協力を何卒よろしくお願いいたします。
令和3年5月28日 豊島区長 高野 之夫