------------- P4 ------------- 02 更生を一番近くで 見守り、支える 保護司 問 地域支援グループ 03-3981-2187 再出発の伴走者として、人と社会をつなぐ 豊島区保護司会副会長 (左)稲荷 泰雅さん(池袋分区担当) (中央)荒巻 明子さん(巣鴨分区担当) (右)木下 武さん(目白分区担当) ―どのような活動をされているのでしょうか。 荒巻 仮釈放中や保護観察中の方に対して、出所後の環境の事前調査や面談などを行い、社会復帰の支援をしています。 稲荷 面談では相手の話を聞く姿勢を大切にしています。孤独から犯罪に手を染めてしまったケースも少なくないため、精神的な支えになれるよう意識しています。 荒巻 社会復帰への道は決して平坦ではありません。相手に寄り添い、話を聞き、共に考える姿勢が大切です。「自分のことを一生懸命考えてくれる人がいる」と感じてもらうことが更生のきっかけになれば、と思っています。 木下 私たちはこの活動に20年以上携わっていますが、時には保護観察が終わった方が感謝を伝えてくれたり、立ち直って自立した生活ができていることを知らせてくれたりもします。「保護司をやっていて良かった」と心から感じる瞬間ですね。 ―保護司の担い手不足が課題とお聞きしました。 木下 そうですね。特に若い世代の方に興味を持っていただきたいです。とはいえ誰でもなれるわけではなく、面接や研修を経て、信頼のおける方にお願いしています。人の人生に関わる責任ある役目ですから。 稲荷 私たちは今、“社会を明るくする運動”という広報・啓発活動にも努めています。こうした活動を通じて、まず区民の皆さんに保護司の存在や、その役割について理解してもらうことから取り組んでいきたいと考えています。 主な活動紹介 更生保護活動 保護観察を受けている人と面談などを行い、生活指導・就労支援などを通じて、再犯防止と社会復帰を支える活動をしています。 犯罪予防活動 “社会を明るくする運動” すべての国民が、犯罪や非行の防止と更生について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な地域社会を築くための全国的な運動です。 中央大会「区民のつどい」 日 7月6日(日) 午後1時30分〜3時30分 場 区役所本庁舎1階としまセンタースクエア 内 作文コンテスト表彰式、子どもたちの合唱やダンスなど。午後5時まで物品販売あり※売り切れ次第終了。 03 子どもたちの健全な成長を支える 青少年育成委員 問 地域支援グループ 03-3981-2187 近所の人が「身近なおとな」として見守っていける地域づくりを 豊島区青少年育成委員会 (左)白熊 千鶴子さん(第7地区 会長) (右)稲垣 憲一さん(第4地区 会長) ―青少年育成委員の役割・活動について教えてください。 稲垣 「核家族化」という言葉がありますが、それを是正するのが青少年育成委員会の役割だと思います。子どもが未来について悩むとき、相談できるのは身近なおとなたちです。私も当初は、子育ては親の仕事だという認識が強かったのですが、活動を継続するうちに地域の身近なおとなとの関わりの重要性に気づきました。交流できる行事を増やし、地域全体で仲良くなる。これが最大の治安維持であり、知育だと考えています。 白熊 「子どもの権利」を尊重しながら子どもたちが安心して楽しく参加できる行事の開催、体験の場の提供をしています。400人以上が集まる餅つきや小学校を貸し切って行うキャンプなど、各地区で多彩な行事が開催されています。運営には苦労もありますが、みんなの「楽しかった」という声や、成長して中高生になっても慕ってくれることが大きなやりがいになっていますね。 稲垣 毎週水曜日はCSWと協力してパトロールも実施しています。地域の見守りには連携が不可欠です。 白熊 子どもたちが犯罪に至らないように社会参加のきっかけをつくり、誰もがいきいきと過ごせるように手助けすることが育成委員会の活動であり、役目だと考えています。 主な活動紹介 椎の木キャンプ 椎名町小学校で1泊します。夜はお化け大会も開催。中学生が小学生をリードして楽しみます。 親子餅つき大会 つきたてのお餅は大人気。子どもたちやお父さんも餅つきに奮闘します。 楽しい運動会 南池袋小学校の校庭で子どもからおとなまで楽しめる運動会を毎年開催しています。 広報としま 令和7年(2025年)7月1日号 No.2103 ------------- P5 ------------- 04 適切な行政機関への支援へつなげる 民生委員・児童委員 問 民生・児童委員グループ 03-3981-1722 どんな小さな声も聞き逃さない。区民と支援サービスをつなぐ架け橋に (上)山本 ナミエさん(長崎第一地区民生委員児童委員協議会 会長) (下)藤井 玲子さん(長崎第二地区民生委員児童委員協議会) ―民生委員・児童委員の活動について教えてください。 山本 区民の皆さんと各行政機関をつなぐパイプ役を担っています。豊島区は単身の高齢者の方が多く、最近は「住み慣れた地域で暮らし続けたい」という相談が増えています。こうした悩みに対して相談の場を設けたり、必要に応じてCSWをはじめとした関係部署と一緒に話を聞いたりして、支援につなげています。相談者の中には、シングルマザーなど身近に頼れる人が少ない方々もいます。私たちは相談事に対する守秘義務を負うため、相談者にとってどんな悩みも打ち明けられる存在です。区民の皆さんの孤独感をぬぐい、支えてあげられることに大きなやりがいを感じます。 ―藤井さんは最近就任されたとお聞きしました。きっかけは何だったのでしょうか。 藤井 私は10年前に大病を患い、生死の境目をさまよった経験があります。そのときに救われた命を、これからは周囲に恩返しするために使いたいと思ったことがきっかけですね。会社に勤めているため、声がかかった際には「自分に務まるのだろうか」という不安もありました。しかし、同じく仕事をしながら活動をしている方も多いことを知り、思い切って委員になることを決意しました。まだ勉強中の身ですが、まずは皆さんの声をしっかりとくみ取ることを大切に、一歩一歩着実に活動していきたいです。 主な活動紹介 としま子育てサロン 友達づくりや子育ての情報収集、相談の場として、区民ひろばで子育てサロンを開催しています。 高齢者の熱中症予防訪問 6月から8月にかけて、75歳以上の一人暮らし高齢者世帯などを訪問し、熱中症予防グッズを配布しています。 すまいる運動 登校時の子どもたちにあいさつをするなど、見守り活動をしています。 PICK UP 各地区の子育てサロン(8月は実施なし) さくらんぼ(巣鴨地区) 区民ひろば清和第二 毎月第1水曜日 区民ひろば南大塚 毎月第2水曜日 区民ひろば駒込 毎月第3水曜日 つくしんぼ(池袋東地区) 区民ひろば豊成 毎月第2火曜日 ぴよぴよ(池袋西地区) 区民ひろば西池袋 毎月第2水曜日 たんぽぽ(高田地区) 区民ひろば高南第一 毎月第3木曜日 区民ひろば南池袋 毎月第3木曜日 ぱおぱお(長崎第一地区) 区民ひろば富士見台 偶数月第4火曜日   かるがも(長崎第二地区) 区民ひろば要 5・7・10・1月の第2火曜日 区民ひろば高松 6・9・12・2月の第2火曜日 区民ひろば千早 4・11・3月の第2火曜日 担い手募集! 特別な資格は不要です! 福祉活動やボランティア活動に理解と熱意がある人が地域からの推薦を経て、厚生労働大臣から委嘱されます。活動に興味のある方は問い合わせてください。 問 民生・児童委員グループ 03-3981-1722 日 日時 場 場所 内 内容 対 対象 定 定員 費 費用 ※費用の記載がない事業は無料です。 持 持ち物 保 保育 申 申込み先 問 問い合わせ先 HP ホームページ EM Eメール FAX ファクス フリーダイヤル