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更新日:2022年4月8日
スポット
「東アジア文化都市」は、日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日本・中国・韓国の3か国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するものです。これにより、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図ることを目指します。
東アジア文化都市開催都市
開催年 | 日本 | 中国 | 韓国 |
---|---|---|---|
2014年 | 横浜市 | 泉州市 | 光州広域市 |
2015年 | 新潟市 | 青島市 | 清州市 |
2016年 | 奈良市 | 寧波市 | 済州特別自治道 |
2017年 | 京都市 | 長沙市 | 大邱広域市 |
2018年 | 金沢市 | ハルビン市 | 釜山広域市 |
2019年 | 豊島区 | 西安市 | 仁川広域市 |
2020年 | 北九州市 | 揚州市 | 順天市 |
2021年 | 北九州市 | 紹興市、敦煌市 | 順天市 |
2018年8月30日、中国のハルビン市にて第10回日中韓文化大臣会合が開かれ、日本は豊島区、中国は西安市、韓国は仁川広域市が2019年東アジア文化都市に選定されました。
東アジア文化都市2019豊島では、3本の柱として「舞台芸術」、「マンガ・アニメ」、「祭事・芸能」の部門にて、ディレクター事業(新規事業・青少年文化交流事業・各種シンポジウム等)を展開しました。また企画公募によるパートナーシップ事業、フレンドシップ事業で「オールとしま」取り組みしました。その他、美術・音楽など豊島区で行われる文化事業とも連携しにぎわいを創出しました。
中国西北地方の政治・経済・文化の中心地。シルクロードの東の起点として栄えた都市で、旧名は長安。紀元前11世紀から約2000年の間に、秦、漢、隋、唐など12の王朝の都だった。紀元前3世紀には、秦の始皇帝が万里の長城や壮大な墓を残し、墓を守る兵馬俑は西安最大の歴史遺産となっている。
韓国西北部の黄海に面した韓国を代表する港湾都市。国際交易港である仁川港の繁栄とともに発展。2001年に開港した仁川国際空港によって新しい韓国の空の玄関口として、東北アジアの交通のハブ、国際物流の中心都市として注目されている。人口は、ソウル、釜山に次いで国内第3位。
仁川広域市で5 月 17 日に開催された「踊る都市仁川」開幕公演に、池袋を代表するお 祭りである「東京よさこい」において5 年連続で大賞を受賞した殿堂入りチームの「天 空しなと屋しん」が参加しました。踊り手と観客がひとつになってイベントを作るとい うコンセプトのもと、その見事なパフォーマンスは会場にいた観客の心を掴み、踊り、 楽曲、衣装、演出と現在も進化を続けているよさこいの魅力を感じてもらうステージ となりました。
仁川広域市で開催された「2019 東アジア生活文化祭り」に、豊島区と西安市からそ れぞれ 5つのチームが招かれました。日本からは、ダイナマイツ・ウイングス、Tokyo ROUGE、Toshimare、劇団ムジカフォンテ、いろそら!合唱団の 5つの団体が参加し、 ステージを盛り上げました。閉幕式でのコラボレーション公演では、仁川広域市、豊 島区、西安市からの参加者がステージに集結して合唱をするなど、国の枠を超えた 市民レベルの交流を深めることができました。
西安市での「中日韓青少年百メートル絵巻唐詩書写イベント」に豊島区書道会所属の 書道教室に通う学生 19 人と書道会の先生 5 人の合計 24 人が参加しました。イベント 冒頭、各都市の代表が序を書き、その後学生が所定の位置につき、事前に練習した唐 詩を書きました。異国の地で、普段と異なる環境でしたが、日本の代表として堂々と 唐詩を書く姿は頼もしく映りました。参加者全員での記念撮影も行われ、友好的な雰 囲気でイベントが行われました。
Hareza 池袋オープン記念かつ東アジア文化都市 2019 豊島最大の事業として、「アニ メ・マンガ・コスプレ」のステージイベント・ワークショップ・コンサートなどからなる 「池袋アニメタウンフェスティバル」を開催しました。地域・企業・団体が一団となっ て池袋の街の魅力を発信しました。また、東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化 劇場)において、「東アジア文化都市 2019 豊島 交流事業特別公演」を開催しました。 仁川広域市からはウエスト・ウィンド・オーケストラ、西安市からは西安三意社をはじ めとする西安市代表の芸能団、豊島区からは 30‑DELUX がそれぞれ公演を披露しまし た。
中国・西安市及び韓国・仁川広域市と民間レベルでの交流を図るため、総勢 151 人 が経費を自己負担し、民間主導による2 都市視察訪問を3コースにより実施しました。 過去の開催都市には例のないもので、官民両レベルによる今後の交流継続の方向性 と可能性を示しました。
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