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東京の日常はエンターテインメントに溢れている

更新日:2021年3月9日

スポット

伝統、食、アート、ファッションなど、多種多様な文化を発信する東京。中でも東京の商業地区である豊島区・池袋駅周辺は、劇場が多く点在する“演劇のまち”としても知られている。

さらに豊島区は2019年の東アジア文化都市に選ばれ、日本・中国・韓国において文化芸術による発展を目指す都市として、さまざまな文化芸術イベント等が実施された。

そんな豊島区でも、とりわけ足を運んでほしいのが巣鴨駅・大塚駅周辺だ。ここは昔ながらの暮らしがいまも息づきつつ、現代的な文化と共存する稀有な街。街を散策しながら、多彩な魅力に触れようではないか。

1 東京の下町情緒が残る商店街を散策

巣鴨地蔵通り商店街にある、「伊勢屋」の塩大福を食べ歩き

 

巣鴨駅から歩いて5分ほどの場所にある巣鴨地蔵通り商店街は、地元住民のもてなしの心に溢れている。東京のどこにもないオリジナリティ溢れる個人商店が軒を連ね、東京の下町情緒を感じられるだろう。
巣鴨名物のひとつは和菓子の「塩大福」。商店街には「伊勢屋」「みずの」など老舗の和菓子屋が多く、各店舗が自慢の塩大福を販売している。「うちの塩大福の特徴は、餅つきの道具である杵で毎朝つく餅の歯ごたえと、塩気のきいた程よい甘さの小豆の餡。同じ塩大福でもお店によって味は異なるので、好みの味を見つけてくださいね」と伊勢屋の女将は話す。

「かき氷工房 雪菓」でかき氷を味わう

 

商店街の中ほどにさしかかったら、「とげぬき地蔵尊 髙岩寺」で参拝を。英語が堪能な住職が、御由緒の説明をしながら境内を案内してくれることもあるという。まずは寺務所で声をかけてみよう。
散策を満喫したところで、次は「かき氷工房 雪菓」でひと休み。ここでは、富士山の地下水でつくった氷を使い、ふわっとした食感のかき氷を提供している。シロップはすべてオリジナル。日本産いちごの素材の旨みを凝縮した「いちごミルク」や、茶の名産地とされる静岡県産の風味豊かな「抹茶」のおいしさは、一年をとおして味わえる。
巣鴨地蔵通り商店街では、毎月4日、14日、24日に「縁日」が行われている。高岩寺の境内のほか、飲食店や雑貨店といったさまざまな露店が商店街に並び、日本の伝統的なお祭りの雰囲気を楽しめるはずだ。

2 街を走り抜ける路面電車での移動も旅の楽しみのひとつ

豊島区エリアを走る都電荒川線に乗り込み、大塚駅へ向かう

 

約800m続く巣鴨地蔵通り商店街を抜けると、都電荒川線・庚申塚駅が姿を表す。1両編成の電車に乗り込み、向かうのは大塚駅。住宅街を走り抜ける列車の車窓からは日本人の日常生活の雰囲気を味わうことができる。

3 大塚で楽しむ、地元住民とのコミュニケーション

「OMO5 東京大塚」のスタッフによる地元案内。住民になったつもりで楽しんでほしい

大塚駅に降り立ったら、「OMO5 東京大塚」へ。このホテルは、国内外に旅館やホテルを展開する星野リゾートが運営を行なっている。

特筆すべきは「ご近所を楽しむ」という視点で滞在者に提供されるユニークなサービスだ。そのサービスのひとつが、ホテルスタッフによる「ご近所専隊 OMOレンジャー」。地元住民行きつけの酒場やレストラン、おすすめの散歩コースなど、OMOレンジャーが大塚の街を親身になってガイドしてくれる。

「東京大塚 のれん街」では、寿司や餃子、串焼きなどさまざまな料理が楽しめる

 

夜は、改装された複数の古民家に入居している11軒の飲食店が立ち並ぶ「東京大塚のれん街」へ繰り出そう。寿司、串焼き、餃子、居酒屋など、料理のジャンルは幅広く、どの店も美味。せっかくならば、いくつかの店舗を巡る「はしご酒」コースを楽しんでほしい。

飲食店のカウンター越しに話すスタッフとの会話も楽しい

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