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「信太郎の愛蔵書」コーナー:信太郎と仲間たち

信太郎と親交のあったフランス文学者たちを紹介

 鈴木信太郎記念館では、常設展示内「信太郎の愛蔵書」コーナーにて、ご好評だった昨年度の展示を引き継ぐ形で、鈴木信太郎(1895-1970)をはじめ彼と親交のあったフランス文学者たちを紹介する企画展示「信太郎と仲間たち」を開催しています。ご紹介しているのは、東大仏文科初の日本人教授として、信太郎らとともに日本のフランス文学研究の礎を築いた辰野隆(1888-1964)、信太郎と大学の同級で近代演劇界に大きな足跡を残した岸田國士(1890-1954)、辰野や信太郎の教え子で評論家の小林秀雄(1902-1983)、信太郎と同世代で数々の名訳で知られる山内義雄(1894-1973)です。彼らは、フランス文学のほか、演劇や批評等さまざまな分野でわが国の文化を牽引した人々です。
 駐日フランス大使だった詩人ポール・クローデル(1868-1955)の文学活動を支えた山内義雄に誘われて信太郎も翻訳に携わった詩画集『四風帖』(1926年)ゆかりの品や、学生時代の小林秀雄がマラルメの詩を論じた試験レポート(青焼き)も公開中です。

図1 ポール・クローデルから鈴木信太郎宛て扇面 (『四風帖』特別刷り/冨田渓仙画)、1926(大正15)年頃、当館蔵

図1 ポール・クローデルから鈴木信太郎宛て扇面 (『四風帖』特別刷り/冨田渓仙画)、1926(大正15)年頃、当館蔵

 

図2 辰野隆・鈴木信太郎共訳『シラノ・ド・ベルヂュラック』(エドモン・ロスタン作、白水社、1922年)に森林太郎(?外)が寄せた

図2 辰野隆・鈴木信太郎共訳『シラノ・ド・ベルヂュラック』(エドモン・ロスタン作、白水社、1922年)に森林太郎(鴎外)が寄せた序文の自筆原稿、1922(大正11)年、当館蔵

会場

豊島区立鈴木信太郎記念館(豊島区東池袋5-52-3)

会期

開催中~令和7年4月

開館時間

午前9時から午後4時30分

休館日

月曜日(祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、年末年始、展示替え等にともなう臨時休館

入館料

無料

交通アクセス

東京メトロ丸ノ内線「新大塚」駅より徒歩約3分

JR山手線「大塚」駅南口より徒歩約8分

都電荒川線「大塚駅前」停留場より徒歩約8分

駐車場・駐輪場はございません。公共の交通機関をご利用ください

お問い合わせ

鈴木信太郎記念館(電話)03-5950-1737

 

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更新日:2024年10月1日