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更新日:2026年9月2日
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特別公開イベントとして、館蔵資料である狩野永悳立信《恵比寿図》の掛軸原本を公開いたします。
フランス文学者・鈴木信太郎の旧宅(豊島区指定有形文化財)の床の間に飾られた本作を、畳に座って間近でご鑑賞いただける貴重な機会です。
また、同日程で、洋画家・高畠達四郎による《プチ・ジャンの肖像》の原画を書斎棟にて公開いたします。
歴史ある建物と作品が織りなす、特別なひとときをぜひお楽しみください。
令和8年10月30日(金曜日)~11月15日(日曜日)※11月2日、9日(月曜日)は休館。10月31日(土曜日)はイベント開催のため座敷棟にはお入りいただけません。
午前9時00分~午後4時30分
鈴木信太郎記念館座敷棟/書斎棟
東京メトロ丸ノ内線新大塚駅より徒歩約3分
JR山手線大塚駅南口より徒歩約8分
都電荒川線大塚駅前及び向原停留場より徒歩約8分
※駐車場・駐輪場はありません。公共の交通機関をご利用ください。
初公開となる狩野永悳立信《恵比寿図》紙本一幅は、信太郎の父・政次郎の代より鈴木家に伝わる作品の一つです。
狩野永悳立信(1814-1891)は、江戸末期から明治期に活躍した狩野派(江戸狩野)の絵師です。江戸幕府の御用絵師をつとめ、明治維新後も皇居造営に携わるなど、激動の時代に狩野派の伝統を守り続けました。
本図には、釣り竿を持ち、一匹の大きな鯛を脇に抱えて岩上に座る恵比寿の姿が描かれています。水分をたっぷり含んだ墨や強弱のある墨線と、余白を多く取る画面構成は、江戸狩野の特徴です。
七福神の一柱である恵比寿は、主に商売繁盛や農業、漁業の神として信仰され、商家の福の神として祭られることも多くありました。鈴木家が本作を入手したのは、明治43(1910)年です。当時、政次郎が東京・神田佐久間町で米問屋を営んでいたことから、その繁盛を願ったものと考えられます。
洋画家の高畠達四郎(1895-1976)は、鈴木信太郎の幼稚園時代からの幼馴染で、生涯を通じて信太郎と交友がありました。高畠は、1928(昭和3)年に信太郎邸の書斎棟が完成したことを祝い、パリで制作したこの作品を進呈しました。以来、本作は一時を除いて常に書斎棟の入り口上部に掛けられ続けました。信太郎はこの作品を「自分の子供か守護天使のようだ」と語っています。通常、当館では本作の複製を常設展示していますが、今回は、現在開催中のコーナー展示「文学と美術の共鳴―フランス文学者・鈴木信太郎と芸術をめぐる物語」の一環として、原画を期間限定で公開します。
どなたでもご参加可能です。
無料
直接会場へ
電話番号:03-3980-2351
鈴木信太郎記念館
電話番号:03-5950-1737