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豊島区指定有形文化財
鈴木信太郎記念館、東池袋5-52-3、電話:03-5950-1737
明治20年代建築・座敷棟外観 昭和3年建築・書斎棟内観
豊島区では平成22年にフランス文学研究者の鈴木信太郎氏の居宅をご遺族から寄贈いただきました。
昭和3年に建築された鉄筋コンクリート造の書斎棟、戦後の昭和21年に建築された茶の間・ホール棟、明治20年代に埼玉県北葛飾郡富多村下吉妻(現在の春日部市)に建築された信太郎の実家の母屋を昭和23年に移築した座敷棟という建築年代の異なる貴重な建造物が同一敷地内に所在することから、旧鈴木家住宅として、区の有形文化財(建造物)に指定しました。
区ではこの貴重な建物を保存していくとともに、鈴木信太郎記念館として、改修・整備しました。当地が日本のフランス文学研究発祥の地であることを広く発信していきます。皆さまのご来館をお待ちしております。
JR山手線大塚駅南口より徒歩約8分
都電荒川線大塚駅前及び向原停留場より徒歩約8分
20世紀前半の日本のフランス文学研究黎明期に、ステファヌ・マラルメなどの象徴派の詩人や、ヴィヨンを中心とする中世文学を研究したフランス文学者。また、フランス文学関係の稀覯本蒐集家(きこうぼんしゅうしゅうか)としても知られている。(稀覯本…手に入りにくい珍しい書物)
信太郎の書斎では、主にフランス文学に関する著作と蒐集資料を5つのコーナー(「フランス文学の受容と展開」、「象徴主義フランス詩の世界」、「信太郎の愛蔵書」ほか)に分けて紹介します。限定豪華版訳詩集『ポエジイ』のほか、彼と交流のあった谷崎潤一郎や大佛次郎からの謹呈本なども展示します。
当館は数度の増改築を経て、鉄筋コンクリート造の書斎棟、茶の間・ホール棟、座敷棟の三棟構成となりました。各棟それぞれ建築年代が異なり、貴重な建造物が同一敷地内に所在することから、区の有形文化財(建造物)「旧鈴木家住宅」として保存されています。書斎棟北側廊下では、こうした増改築の変遷を物語る図面資料を中心に展示し、「旧鈴木家住宅」の変遷と魅力を紹介します。
項目\年度 |
29年度 |
30年度 |
令和元年度 | 2年度 | 3年度 |
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入館者数 |
516人 |
16,168人 |
11,234人 | 8,018人 | 7,269人 |
講座等開催回数/参加者数 |
ー |
21回/210人 |
17回/367人 | 13回/106人 | 17回/542人 |
お問い合わせ
鈴木信太郎記念館
電話:03-5950-1737