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写真は、セグロアシナガバチ(体長約21~26ミリメートル)
ハチの相談で最も多いのがアシナガバチ類です。理由は、軒下やベランダなどに巣を作ることが多く、人の目に付きやすいためと考えられます。
アシナガバチの種類では、セグロアシナガバチの相談が最も多く(池袋保健所相談)、その他に、コアシナガバチ、フタモンアシナガバチなどがあります。
アシナガバチはスズメバチより攻撃性が弱く、巣を刺激したり、手でハチを払ったりしなければ、刺されることはほとんどありません。
アシナガバチに刺されると痛みと腫れを引き起こします。普通は数日で治りますが、ハチ毒のアレルギー体質になっているかたは全身症状を起こすこともあり、注意が必要です。
体長:セグロアシナガバチ 21~26ミリメートル、コアシナガバチ 11~17ミリメートル、フタモンアシナガバチ 14~18ミリメートル
新女王以外は冬までに死に絶える。新女王は、屋根裏などで越冬して、春に活動を始める。昨年の巣は再び使用されない。樹木、草木、農作物のケムシや青虫などの昆虫をよく狩る益虫である。
巣の形状:巣は蓮の実を伏せたような円形や不規則なお椀型、灰色で、スズメバチと違い穴がたくさん見える。
軒下・ベランダ・窓・出窓下・階段下・ひさし・エアコン室外機・ガスメーター。低木・草むらなどに作ります。
窓付近やベランダなどに巣ができた場合のアシナガバチ駆除はさほど難しくはありませんが、ベランダから身を乗り出したり、はしごや台に乗っての駆除は危険ですからやめましょう。
巣が窓のそばやひさし下、ベランダのエアコン室外機、ガスメーターなどにできた場合の駆除方法
<用意するもの>
ジェット式ゴキブリ用エアゾール(薬剤が勢いよく遠くまで飛ぶもの)
1メートル以上飛ぶものが便利で安全です。ピストルグリップ式が使いやすい。
<方法>
夜に殺虫剤(エアゾール)を巣にかける。
順番
その場で、駆除ができたかどうか確認したり、すぐに巣を取ろうとはしないこと。
確認は、昼間、駆除ができているか確認します。駆除後、巣はそのまま放置していても大丈夫ですが、気になるようでしたら、2~3日後、ハチがいないことを確認の上、傘などで落としてください
<用意するもの>
ハチ専用のエアゾール
6~10メートル位飛ぶものが売られています。ただし、商品にもよりますが実際の飛ぶ距離は3メートル位と考えた方が良いでしょう。巣の場所が高いところなどで、そばに人が行けないようなところは駆除する必要はありません。ハシゴなどを使っての駆除はやめましょう。
<方法>
夜に殺虫剤(エアゾール)を巣にかける。
順番
その場で、駆除ができたか確認したり、すぐに巣を取ろうとはしないこと。
確認は、昼間、駆除ができているか確認します。駆除後、巣はそのまま放置していても大丈夫ですが、気になるようでしたら、2~3日後、ハチがいないことを確認の上、傘などで落としてください
巣を棒などでつつく。たたき落とす。
都会などの家や人が多いところでは、通行人などが被害に遭いますのでやめましょう。
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電話番号:03-3987-4176