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あなたのお酒の量、からだに合ってますか?《からだに優しいお酒のたしなみ方》

豊島区の健診を受けた40歳以上の方の飲酒習慣は他区に比べて多量飲酒が多い!

 令和3年度の豊島区特定健診を受けた方の飲酒状況は、全国の中でも飲食店の多い東京都全体と比べてみると約1.6倍、全国と比べるとなんと約2倍も多量摂取(1日に3合以上飲む)の方が多いことが分かりました。また、高額医療費の原因になる病気に肝臓の病気が多いこともわかりました。12月~1月はお酒を飲む機会が多くなる季節です。私たちの体は、年を重ねるごとにアルコールの分解作用も低下していきます。まだまだ大丈夫と考えず、この機会に自分のお酒の飲み方を確認してみませんか?

飲みすぎチェックのポイント
  1. 二日酔いになる回数が増えたと感じる
  2. 健康診断でγ-GTPの数値が上昇してきている
  3. 酔いがさめるのに時間がかかるようになった
  4. お酒を飲むと赤くなる
  5. 悪酔いをするようになった

 どれか1つでも当てはまったら、飲みすぎのサインです。年とともに、若いころと比べると徐々にアルコール代謝が落ちるので、体に優しいお酒の量を超えない飲酒を心がけましょう。

酒は百薬の長でも飲みすぎは毒に!

 厚生労働省が推奨する国民健康づくり運動「健康日本21」では「節度ある適度な飲酒」は1日に純アルコールで20g程度と記載されています。ビールなら500ml、日本酒なら1合、焼酎(25度)なら110ml、ウイスキーなら60ml、ワインなら180ml、缶酎ハイ(5%)なら500ml、どれか1種類です。ただし、体は一人一人個人差があるので、酔い感覚では、爽快もしくはほろ酔いまでにとどめるのがよいでしょう。

適正飲酒の10か条
  1. 笑いながら楽しく飲もう(陽気になる程度が最適、泥酔は注意!)
  2. 自分のペースでゆっくりと(ハイペースは、気が付いた時には酩酊、泥酔になってしまう可能性があります)
  3. 食べながら飲む習慣をつけよう(特にビタミンB群を一緒に食べることでアルコールの解毒作用を助けます)
  4. 自分の適量でとどめよう(自分の適量を知っておきましょう)
  5. 週に2日は休肝日を(肝臓も解毒作用し続けると機能低下の原因となります、休むことも大事!)
  6. 人に酒を無理強いしない(人によって適量が違うので飲むペースも違うことを理解しましょう)
  7. 薬と一緒に飲まない(薬の成分まで解毒してしまうことになり、薬の効果が弱まります)
  8. 強いアルコールは薄めて(強いアルコールは解毒に時間がかかります)

 以上を守り、大人の節度あるお酒の飲み方を工夫しましょう。

 

 
 

 
 


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高齢者福祉課介護予防・認知症対策グループ

電話番号:認知症対策に関すること 03-4566-2433、介護予防に関すること 03-4566-2434

更新日:2022年10月24日