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埋蔵文化財発掘届の手続きについて

豊島区の遺跡

豊島区には17の遺跡があり、過去約4,500年にわたる祖先の生活のあとが伝えられています。
遺跡は、建造物・美術品・古文書等と同様、豊島区の過去の歩みを知るうえで重要な手掛かりとなる貴重な文化遺産です。
現代を生きる私達は、これを後世に引き継いでいかなくてはなりません。

文化財保護法ではこのような場所を「埋蔵文化財包蔵地」(周知の遺跡)と呼んで、保護・保存することにしています。

駒込一丁目遺跡出土の弥生土器の写真

駒込一丁目遺跡出土の弥生土器の写真

周知の埋蔵文化財包蔵地の一覧

池袋、上池袋、要町、千川、高田、西巣鴨、南大塚は非該当地域です。
それ以外の地域は次の分布図と一覧でご確認ください。

番号 遺跡名 時代 種類 概要
1 氷川神社裏貝塚 縄文・弥生・古墳・江戸 貝塚・包蔵地 縄文時代後期・晩期の貝塚を中心とした遺跡で、弥生時代後期・古墳時代後期の遺物も採集されている。また、江戸時代の池袋村の中心部に近い位置であり、この時代の遺構・遺物も発見されている。
2 池袋東貝塚 縄文・弥生・平安・鎌倉・室町・江戸 貝塚・集落・包蔵地 従来は縄文時代の貝塚があるとされているが、その位置は不明である。弥生時代後期の竪穴住居が確認されており、縄文・古墳・平安・室町時代の遺物が出土している。また、室町時代から江戸時代と思われる道路も発見されている。
3 学習院大学周辺遺跡 縄文・古墳・平安・江戸 包蔵地 旧石器・縄文早期・古墳時代後期の石器・土器や、江戸時代の陶磁器が出土している。
5 染井遺跡 旧石器・縄文・弥生・古墳・室町・江戸 集落・町屋・植木屋・大名屋敷・旗本屋敷 染井通りの北側は、桜のソメイヨシノを生み出した「染井の植木屋」の居住地域で、この地域の発掘調査では江戸時代の園芸文化を考えるうえで欠くことのできない情報が得られている。また、染井通りに南側は津藩藤堂家下屋敷を中心とする大名屋敷が広がっている。以上のものに関連する江戸時代のさまざまな遺構・遺物のほか、旧石器時代の遺物、縄文時代早期の落とし穴、同中期の竪穴住居、弥生時代後期の竪穴住居群・方形周溝墓などが発見されている。
6 巣鴨遺跡 旧石器・縄文・平安・室町・江戸 包蔵地・町屋・植木屋・大名屋敷・旗本屋敷 江戸時代の旧中山道沿いの巣鴨町および大名・旗本屋敷にかかわる遺構・遺物が発見されている。江戸時代の庶民の生活道具のほか、縄文時代草創期の落とし穴や、平安・室町時代の道路跡、旧石器・縄文前期から晩期・弥生後期・古墳後期・平安時代などの遺物が出土している。
7 北大塚遺跡 縄文・江戸 包蔵地・大名屋敷 江戸時代に大名屋敷があった場所で、この屋敷に関する遺構・遺物が発見されている。また、縄文時代中期の竪穴住居と考えられるものも確認されている。
8 駒込一丁目遺跡 縄文・弥生・平安・江戸 集落・町屋・植木屋・大名屋敷 縄文・弥生時代の遺跡として知られ、弥生時代後期の竪穴住居群が発見されている。さらに、江戸時代には大名・旗本屋敷などの武家地と伝中の植木屋が集住した地域であり、それらに関係する多様な遺構・遺物が発見されている。
9 駒込古墳 古墳 古墳 駒込一丁目遺跡(8)のなかに含まれる古墳で、明治時代に金環等の副葬品が出土している。
10 長崎一丁目周辺遺跡 縄文・古墳・室町・江戸 包蔵地・屋敷・町屋 古墳時代終末期の竪穴住居、室町時代の墓地・屋敷跡、江戸時代の道路や住宅等が発見されている。縄文時代の遺物も出土している。
11 高松遺跡 旧石器・縄文・平安・江戸 包蔵地・集落 旧石器時代のナイフ形石器、縄文時代の石器、古墳・平安時代と推定される土器が採集されている。ほかに、鎌倉時代の境堀・江戸時代の道路などが発見されている。
12 雑司が谷遺跡 旧石器・縄文・平安・室町・江戸 包蔵地・町屋 雑司が谷鬼子母神境内およびその周辺にあたり、室町・江戸時代以来の信仰の対象であるとともに遊興地となっていた場所である。鬼子母神参道周辺には江戸時代の料理屋関係の遺構・遺物が発見されている。
13 東池袋遺跡 縄文・江戸 包蔵地・旗本屋敷 旧石器・縄文・江戸時代の遺跡。江戸時代には幕府の鷹方組屋敷があった場所で、それに関係する多様な遺構・遺物が発見されている。遺跡の範囲は、さらに広がる可能性がある。
14 旧感応寺境内遺跡 縄文・江戸 包蔵地・寺院・大名屋敷・旗本屋敷 江戸時代の寺院跡を範囲とするが、感応寺があったのは短期間で、その前後は武家地(大名・旗本屋敷)であった。感応寺のものとみられる大型礎石が出土しているほか、縄文時代の住居とみられるものが確認されている。
15 椎名町遺跡 縄文・江戸 包蔵地・町屋 旧清戸道に面した江戸時代の町場があり、この時代の遺構・遺物が発見されている。また、縄文時代中期の遺物も出土している。
16 千早遺跡 縄文・古墳 包蔵地 板橋区から伸びてくる遺跡。縄文・古墳時代の遺跡である。
17 南池袋遺跡 縄文・江戸 包蔵地・屋敷 環状5-1号線建設の際に発見された。縄文時代はこの地域一帯が狩猟場であったと思われる。平安時代に台地上の開発が進み、室町時代には近隣に法明寺・本立寺が起立していることから、関連する場所であったと考えられる。遺跡の範囲は、さらに広がる可能性がある。

 

遺跡の範囲内で開発を行う場合

周知の埋蔵文化財包蔵地の中で建物の建築等開発をおこなう場合には、着工の60日前までに届け出ることが文化財保護法によって義務付けられています。届出は区教育委員会に提出していただき、区から都に送付されます。
遺跡の取り扱いについては区教育委員会と協議をおこなうことになりますので、事業を予定される事業主のかたは必ず事前に豊島区教育委員会庶務課文化財グループ(03-3981-1190)にお問い合わせください。

発掘届の提出書類(PDF:637KB)
発掘届の様式と記入例をダウンロードできます

発掘調査報告書

発掘調査をおこなった成果は、学術報告書として刊行しています。
豊島区立図書館で閲覧できるほか、行政情報コーナーで販売しています。
豊島区内発掘報告書リスト(PDF:168KB)

報告書等、有償で頒布している刊行物一覧。(行政情報公開のページが開きます)

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更新日:2016年11月29日