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<東京都指定天然記念物>
鬼子母神堂は江戸時代から子授け・安産のご利益があるとされ多くの参詣者を集め、江戸後期には将軍の御成りもあったほどである。
天正年間(1573-92)に雑司ヶ谷の住人、長島内匠が奉納したと言われている。天保7年(1836)に刊行された『江戸名所図会』にも多くの参詣人で賑わう様子が描かれており、茗荷屋・蝶屋・耕向亭などの料理茶屋が軒を連ね、参詣土産には現在も作られている「すすきみみずく」などが売られていた。
昭和12年(1937)当時には18本の大径のケヤキがあって荘厳な風景をかもしだしており、秋田雨雀らが結成した保存会の活動により昭和15年の都指定につながった。
現在は徐々に若いケヤキに植え替えられ、巨木は4本のみとなっている。
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