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雑司が谷鬼子母神のイチョウ

雑司が谷鬼子母神のイチョウ

<東京都指定天然記念物>

雑司が谷鬼子母神堂に一際高くそびえ立つイチョウの巨木。その幹回りは6.63メートル、高さは32.5メートル、四方10メートルに及ぶ枝を張り、都内では港区の「善福寺のイチョウ」(国指定天然記念物)に次ぐ巨木。昭和5年に国の天然記念物に指定されたが、昭和21年1月に解除となり、その後、昭和31年に東京都の指定になった。

鬼子母神堂は、縁起によれば、天正6年(1578)に稲荷神社跡の叢林を開いて堂を造営したのが始まりとされており、またこのイチョウは、応永年間(1394~1428)に僧日宥が植えたものと伝えられていることから鬼子母神堂よりも古いと考えられる。

一般に「子授け公孫樹」と呼ばれ霊験があると言われていたが、鬼子母神の謂れと重なったのか今では「子育てイチョウ」とも呼ばれている。

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庶務課文化財グループ

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更新日:2022年12月2日