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雑司が谷の愛されせんべい

更新日:2022年3月29日

スポット

雑司が谷の地で長年愛されている鉄板焼せんべいの小倉屋製菓を訪ねました。

弦巻通り沿いの看板を目印に、小道に入るとすぐの小倉屋製菓では、せんべいづくりの真っ最中でした。この日はカレー味のせんべいを焼いており、工場内は食欲をくすぐる良い香りに包まれています。工場内には約1坪程の小さな販売所があります。

小倉屋製菓1

小倉屋製菓2

小倉屋製菓3

小倉屋製菓4

昭和24年(1949年)創業の小倉屋製菓は埼玉県の草加でせんべいの修行を積んだ先代が、この雑司が谷の地で73年前に開業し、現在は2代目のご兄弟が息の合った作業で変わらぬ味を引き継いでいます。

開業当初は炭火焼でしたが、昭和40年(1965年)に鉄板焼機を導入してから今日まで、鉄板焼きせんべいを製造しています。先代の出身地である山形県産から届くうるち米を成形したものが、せんべいになります。

 

手間をかけて手作業で焼くから美味しい

焼く前に行うのは、水分量を調整する工程です。季節によっても、日によっても、微妙な調整が必要な繊細なしごとです。

小倉屋5

小倉屋6

小倉屋7

次にせんべいを枠内に並べ、それから熱々の鉄板に移し替えます。焼き時間は約1分30秒。鉄板は下から加熱しているので、焼き目が偏らないように焼く度にひっくり返します。これを1時間のに30回も手作業で繰り返すのですから、大変な作業です。

 

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80キロの鉄板にさらに圧力をかけて挟んで両面を同時に焼くため、パリッとした食感に仕上がります。ゆっくりと手間をかけて美味しくなるように焼いているそうです。

 

小倉屋9

焼き上がったらすぐに左の味付けの工程へ。機械の中で回転させて、まんべんなく味がついたら出来上がりです。

 

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今日は個別包装用のカレー味を作っていました。梱包作業はすぐとなりの建物で、機械で行う個別包装と、手作業で一袋ずつ入れる袋包装に分かれています。

ここでしか買えない人気の「あまから」せんべい

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小倉屋製菓で作っているせんべいの味の種類はめんたい、こしょう、えび、青のり、カレー、焼きおにぎり、わさび、バター醤油、あまから、マヨネーズ、にんにく、バター、チーズ、わかめ、ごま、コーンポタージュの16種類です。

数あるなかで堂々の一番人気は「あまから」です。甘じょっぱさがたまらない、あと引く美味しさに、はまってしまうファンが多いようです。そのあまからにも「あまから」と「徳用あまから」の2種類があり、「特用あまから」の方がさらに濃いめの味に仕上がっているそうです。また、季節限定の「さくらせんべい」や、雑司が谷土産におすすめの「みみずくの森」、御進物用などもあります。

小倉屋製菓のせんべいを直接購入できるのは、工場直売所のここだけ。遠くから足を運ぶお客様も多いそうです。他には電話、FAX、ネットからの注文でも可能です。遠く青森や沖縄からも注文があるそうです。また同じ豊島区内でも、買いに行きたくても行けないおばあちゃんが孫にお願いしてネット注文で買っているケースもあるとか。

手作業で大量生産できないため、年末年始の繁忙期には生産が間に合わず、やむなくネット注文は受付停止になったそうです。

お皿に出して食べないと、袋ごと全部食べてしまうから危険よ!と話すお客さんもいる小倉屋製菓のせんべい、雑司が谷散策の際にはぜひ立ち寄ってみてください。

有限会社小倉屋製菓

<住所>豊島区雑司が谷1-5-2

<アクセス>地下鉄雑司が谷駅から徒歩8分

<ホームページ> https://oguraya.tokyo.jp(新しいウィンドウで開きます)

<電話>03-3983-3316

<営業時間>9~18時

<定休日>日曜日、祝日

 

りこさん ペンネーム:りこ

 自己紹介:豊島区歴はまだ2年目。0歳男児、2歳男児のママ。旅行と食べることが好き。

      子どもと一緒にみつけた豊島区のおすすめスポットを紹介します。

 

お問い合わせ

文化観光課観光交流グループ

電話番号:03-3981-1316

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