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東日本大震災や阪神・淡路大震災で発生した火災の6割以上が、電気に起因する火災と言われています。
大地震発生時には、広い範囲での停電が想定されています。
大地震で停電が起きた場合、停電復旧後、電気ストーブ等の機器から出火する「通電火災」の発生が懸念されています。
感震ブレーカーは、大地震発生時に、自動的に電気の供給を遮断することで、この通電火災を防止する有効な手段の一つです。
区では、この感震ブレーカーの普及を図るため、火災危険度の高い地域を選定し、設置にかかる費用の助成、又は、簡易型の感震ブレーカーの給付事業を開始しました。
感震ブレーカーとは震度5強以上の揺れを感知した時に、ブレーカーを落とし、電気を自動的に止める補助器具のことです。地震を感知してから電気を止めるまでに数分間の猶予を持たせるタイプや、(特定のコンセントの電気を遮断させるコンセントタイプなどもあり)、ご家庭の状況によって使い分けることが可能です。
以下の地域の耐火造を除く住宅に、居住又は家屋を保有する方(戸建・共同住宅)
※耐火造…外壁がすべてコンクリート造やレンガ造等の建物又は、主要構造部が防火被覆された鉄骨造で外壁がすべて不燃性の材料でできている等の条件を満た
す建物
種類 |
助成内容 |
取付工事 |
電気遮断までの 時間的猶予 |
簡易タイプ | 無償配布 |
不必要 |
なし |
高性能タイプ | 購入費用の2分の1補助 |
不必要 |
あり |
分電盤タイプ | 取付設置費用の3分の2補助 |
必要 |
あり |
一定の震度により『おもり』の鉄球が落下することでブレーカーを遮断し、作動すると即座に全ての電気が切れる仕組みになっています。
ブレーカーに直接取付けるもので工事の必要はありません。
地震の揺れを内部センサーが感知すると、バンドが下降してブレーカーを遮断するバンド式となっています。
豊島区の助成対象となっているものは揺れを感知してから遮断までの時間的猶予(3分間)があるものを助成対象品としています。
ブレーカーに直接取付けるもので工事の必要はありません。
分電盤に一定の震度を感知して電気を遮断する機能が付いたもので、基本的には全ての電気が遮断されます。
揺れを感知してからブレーカーが落ちるまでに時間的猶予を持たせることが可能で、その時間を使って避難などを行うことができます。
また、地震による停電が発生した際には、電気が復旧した時にブレーカーが遮断されます。
電気器具が倒れていないか等の安全を確認してからブレーカーを戻すことにより、通電火災を防ぐことができます。
感震装置内蔵の基本型や既設分電盤のとなりに設置する増設型(後付けタイプ)などがあります。
設置に係る費用(材料、工賃含む)は基本型は7万円から8万円程度、増設型は3万円から4万円程度です。
取付けには工事が必要です。
【簡易タイプ】
①申請書(豊島区感震ブレーカー(簡易タイプ)交付申請・受領書(PDF:95KB))をご記入の上、持参又は郵送してください。
↓
②助成が決定した方に後日、決定通知書と感震ブレーカーの配布を行います。
【高性能・分電盤タイプ】
①申請書(豊島区感震ブレーカー設置助成申請兼実績報告書(PDF:111KB))に必要書類を添えて、防災危機管理課まで持参又は郵送してください。
※助成内容について、お電話にてご相談も承ります。
↓
②申請書の内容を確認後、助成が決定した方に決定通知書を送付いたします。
↓
③助成金の振込が確認できましたら、手続きは終了です。
以下の様式を記入し、記載された代理人のかたが窓口で申請書と一緒に提出していただければ感震ブレーカー設置助成金交付請求、又は現物の受領を委任することができます。
揺れを感知してから切断までの時間的猶予が無いタイプの感震ブレーカーの場合、照明類も即座に消えてしまう場合があります。夜間に地震が起きた際は、例え自宅であったとしても暗闇の中での避難はとても難しく、転倒した家具や割れたガラス・陶器などで怪我をする可能性があります。更に、地震の恐怖と暗闇の不安によってパニック状態に陥りかねません。停電すると自動で非常用の照明が点灯する保安灯(補助灯/非常用照明器具)などをあらかじめ設置しておくと、感震ブレーカーにより照明が消えても安全に避難などが可能になります。
保安灯(補助灯/非常用照明器具)は、通常の照明器具に保安灯の機能が追加されているものや、コンセントに差しておくと内臓バッテリーに充電し停電時に点灯するものなど種類も様々です。
豊島区役所本庁舎5F
防災危機管理課まで申請書を持参若しくは郵送ください。
豊島区 総務部 防災危機管理課 地域防災グループ
〒171-8422豊島区南池袋2-45-1 豊島区本庁舎5F東
TEL:03-4566-2572 FAX:03-3981-5018
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