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更新日:2025年3月19日
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令和7年1月29日(水曜日)に、被災建築物応急危険度判定模擬訓練を実施しました。
訓練には、東京都建築士事務所協会豊島支部に所属される判定員(協定判定員)、豊島区内在住の判定員(地元判定員)の方々及び自治体職員も、豊島区職員含め計32名が参加しました。本訓練では、判定の流れを確認し、実際の建物を用いた模擬訓練を行うことで、迅速かつ適切な判定の重要性を再認識する機会となりました。
初めに、座学会場(区民ひろば西池袋)にて講義を行い、その後、判定会場(池袋南交差排水場)へ移動し、模擬判定訓練を行いました。訓練では、判定対象建築物を被災した木造平屋建築物と想定し、下げ振りによる傾斜測定、判定調査表の作成、判定ステッカーの掲示を行いました。判定終了後は、座学会場へ戻り、区が独自に作成したフォームツールへの入力、判定結果の見合せを行った後、質疑応答などを行いました。
座学会場の様子
判定対象建築物の池袋南交差排水場(昭和39年築、木造平屋)
判定ステッカーの掲示
空欄で構いません。
応急危険度判定は、生活再建支援につながる罹災証明交付のための住家被害認定調査とは異なり、余震等による二次被災防止のためのものなので、厳しめの判定が望ましいです。
「要注意」の判定をするのであれば、どの部分に注意する必要があるのか記載する方が望ましいです。
地震発生の時間にもよりますが、地震発生当日か翌日には参集要請します。その際、(第一陣)発災後4日目から6日目、(第二陣)発災後7日目から9日目、(第三陣)発災後10日目から12日目の1.から3.のいずれかに参集が可能かを確認します。回答結果を確認したうえで、各陣へバランスよく配置します。判定活動は、状況によって長引く可能性もありますが、発災後4日目から12日目で終わらせる計画です。
参集可能な判定員が不足する場合は活動に参加していただく可能性があるため、参集要請に対する回答に、参集可能な日程を記載してください。
地元判定員、協定判定員は、翌朝の集合時間を確認したうえで帰宅していただきます。豊島区外から参集する応援判定員は、2泊3日の宿泊想定で考えています。
訓練後のアンケートでは、8割以上の参加者が判定活動への理解を深めたと回答し、試行した判定支援ツールについても、「分かりやすい」との意見が多く寄せられました。現在、区の判定活動は紙面での判定を基本としていますが、今後は他自治体でも導入が進められている判定支援ツールの活用について、検討を進めてまいります。
引き続き、実践的な訓練を重ね、災害時の迅速な対応力向上を目指してまいります。
電話番号:03-3981-1391