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更新日:2022年2月21日
スポット
手しごとでつなぐ『はあとの木』をみなさんはご存じでしょうか?
豊島区役所の4階、カフェふれあい前に『はあとの木』の商品棚があります。ここでは手づくりの雑貨やお菓子などが展示販売されています。
雑貨やお菓子などを作っているのは、豊島区内の9の障害福祉施設に通う障害のあるみなさんです。
商品を通して地域の方々とのつながりを大切にし、また販売し収入を得ることで、働く意欲を実感しています。
『はあとの木』が今の形になるまでには、約14年の年月がかかったそうです。きっかけは1枚のクッキーでした。
簡単そうに思えますが、製造から販売までをどのように具現化するか、各施設のみなさんと試行錯誤しながら形にしていったそうです。今にしてみればここでの経験が『はあとの木』を大きく成長させるきっかけになったそうです。
この日、お話をうかがったのは『特定非営利活動法人 麦の家』職員の尾形菜月さん。雑貨1つを作る上でも障害の程度は人それぞれなので得意不得意が違うそうです。
どうしたら製作者本人が意欲的に取り組め、かつお客さまにも喜んでもらえるものが作れるかを悩み考える日々だったといいます。
そんな時、テレビを観ていて、ふとアイデアが浮かんだのが、布に絵や模様を自由に描き、実用性のある小物を作るというもの。『これなら"同じ"でなくてよい。逆に"違っていて"よい!』のだと。今では『麦の家』を代表するオリジナルグッズとなっています。
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雑貨ができるまでのお話をうかがってから雑貨を手にとると、また違ったものに見えます。作品は1つ1つ手作りなので、2つとして同じものがないのも魅力です。雑貨との出会いも楽しみたいものです。
他にもクッキーやチョコレートなどのお菓子もあるので、お友達への手土産にもおすすめです。
今回、お話を伺ったのは、(右から)社会福祉法人 豊芯会の齊藤健さん、特定非営利活動法人 オークの二川康大さん、特定非営利活動法人 麦の家の尾形菜月さんです。
事業所の違う皆さんが、それぞれの施設の良さを生かしながら、どうしたらお客さまに喜んでもらえる商品が作れるか、また周知してもらえるか、と常に考えている熱い『気持ち=はあと』が伝わってきました。それが"木"となって商品棚に表現されています。
商品は、お隣にあるカフェで購入することができます。(平日9時〜17時まで)区役所というと少しお固いイメージがありますが、店内ではおいしいランチや焼き菓子を購入し、お茶をすることもできる満喫スポットでもあるのです。もっと区民のみなさん、区役所を楽しみませんか?
『はあとの木』のプチ情報を書いた『はあとの木新聞』は月1回発行されています。そこには商品ができるまでやプチ情報も載っています。また、豊島区役所1階のセンタースクエアで年2回『はあとの木 マルシェ+(プラス)』と題して、販売会も開催されています。
詳しくは、豊島区のホームページでイベント情報をご覧ください。(コロナウイルスの感染状況により変更などもあるかもしれません。事前にご確認を。)
https://www.city.toshima.lg.jp/172/kenko/shogai/032356.html
ペンネーム:東京かとちゃん
自己紹介:豊島区大好き主婦です。2児のワーキングママとして、区内を日々、駆け回っています。 皆様に楽しんでいただける情報をどんどんお伝えできたらと思っております。
お問い合わせ
電話番号:03-3981-1316
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