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更新日:2023年7月31日
インタビュー
“きっとあなたも、推したくなる”
豊島区ご当地アイドルとして活躍中の宇崎真里愛さんに取材してきました。
【前編】として、活動にあたっての熱く・そして温かい想いをご紹介します!
宇崎 真里愛(うざき まりあ)さん
・ご当地アイドル「豊島区ぴーすUPがーる」メンバー (青色担当)※1
・としま防犯アイドル
・豊島区立としまみどりの防災公園 イケ・サンパーク広報大使
「豊島区から元気と平和をお届け」をテーマにライヴ活動のほか、様々な社会貢献・ボランティア活動などに参加。愛称は「まりまり」「まりまりちゃん」
2015年からアイドルグループ「豊島区ぴーす UP がーる」のメンバーに加入しました。
私の活動は池袋平和通り商店街のパトロールごみ拾いから始まりました。
そこから沢山のご縁に恵まれて、現在に至るまで様々な活動させていただいています!
【これまでの活動】
池袋西地区環境浄化パトロール / 池袋西口駅前パトロール
池袋警察署の防犯(痴漢被害防止・特 殊詐欺被害防止)&交通安全キャンペーン など
【防犯への取り組み】
豊島区防災 危機管理課の方に「としま防犯アイドル」と名付けていただき、防犯活動も行っています。2021年4月から豊島区立としまみどりの防災公園イケ・サンパークの「イ ケ・サンパーク広報大使」として、現在 3 年目の公園と地域の魅力発信を委嘱していただいております。
【ほかにも】
NPO法人ゼファー池袋まちづくりアイポイントの皆さまが毎週行っている「池袋駅西口えんちゃん広場」「ウイロード&ウイトピア」のお掃除もお手伝いさせていただいています。福祉施設や「池袋モンパルナス回遊美術館」のイベントでのライヴ出演や、地上波テレビ (NHK)出演などを通して、「豊島区から元気と平和をお届け」をテーマにご当地アイドル活動をしています。
大学生の頃、初めて一人暮らしをした街が豊島区でした。その頃はまだ「池袋が有名なエリア」くらいの認識で、豊島区については詳しく知りませんでした。住んでいくうちに、「お買い物をしたり、遊んだりできる賑やかさ」と「静かで住みやすい親しみやすさ」を兼ね備えた豊島区が好きになりました。
子どもの頃から歌手になりたいという気持ちがあり、友人の紹介で現在の所属事務所のイベントに出演しました。その際にご当地アイド ルにお誘いいただいたのがきっかけです。当時はご当地アイドルがちょっと流行り始めたタイミングで「人生において貴重な経験ができそう!」「ご縁のある豊島区を盛り上げたい!」と思い、活動を開始しました。
アイドルとしての華やかさだけではなく、地道にこつこつと地元に密着して盛り上げていく「ご当地」ならではの特徴も参加を決めた魅力の1つでした。
事務所に所属して他のタレントさんと話す機会も増えていく中で、防犯について考えるようになりました。当時の池袋北口エリアは、「ナンパ」「スカウト」などの声かけ事案が多く「今日、嫌な思いをして・・・」といった悩みをよく聞いていました。私自身も帰りが遅くなる時は「怖いなぁ」と思いながら早歩きをしたり、人ごみに紛れてみたりしていたこともあり「困っている人に、何かできることはないかなぁ」という漠然とした気持ちを持ち始めたものの、解決への難しさも感じていました。
防犯意識を高めるために、池袋警察署の方と一緒にパトロールに参加させていただくようになりました。そのご縁から、防犯グッズを駅で配布するイベントに呼んでいただいたりしながら、防犯について学びを深めつつ、SNSでも発信するようになっていきました。
そんな中で「声かけ事案対策に何かいいグッズはないだろうか」という話になったときに、「怖くて声が出ないときでも、当事者の代わりに意思表示ができるものがあったらいいのにな。」「当事者の代わりに声をあげてくれたらいいのにな。」という当初からの気持ちをお伝えさせていただきました。そうして池袋警察署の皆さまにご尽力いただき、現在の「音の出る缶バッジ」が誕生しました。
小さい頃は「防犯ブザー」を持ち歩いていた方でも、大人になると防犯グッズを身に着ける習慣はぐっと減ってしまうと思います。ですが【本当に困った、いざというとき】のためにも、普段から身に着けておくことはとても大切なんです。
このバッジも実は、日常生活になじむ仕様になっているんです!安全ピンだけではなく、クリップもついていて簡単に取り外しができます。ファッションに合わせつけ替えたり、いざという時にそっと目に付く場所に着けたりする際にも便利です。また、漫画やアニメにもゆかりのある豊島区らしい、かわいらしいイラストも描かれています。
いつか防犯グッズがもっと普及して、例えば「推しキャラが描かれた “痛防犯バッジ”」が誕生して「いいな!私も着けたい!」なんて盛り上がれたら楽しいなと思っています!このバッジも池袋警察署でもらえるので是非私とおそろいで使ってもらえたら嬉しいです!
豊島区は令和4年11月に3度目の「セーフコミュニティ国際認証」※2を取得し、より一層「誰もが安全で、安心できる街づくり」に力を入れています。私自身も「メールけいしちょう」※3を活用して、豊島区内で普段どのような事件や事故が起きているのかチェックするようにしています。そうして「防犯・防災意識は、性別も年齢も関係なく全ての皆さまに持ってほしい。」と思うようになりました。
現実に起きている事件や事故は、声かけ事案だけではありません。防犯や防災というと、とっつきにくいイメージがあると思いますが、 “トラブルや事件に巻き込まれないためにも日頃からできることはないか” これからも皆さんと一緒に考えて、より「防犯・防災意識」を広めていけるように精一杯活動していきたいと思っています!
私は豊島区在住歴でいうと10年以上になりますが、活動を通して出会う豊島区をもっともっとよく知る大先輩の皆さまから、豊島区の新しい一面を学ぶことの連続です。
「イケ・サンパークの広報⼤使」として活動する中では「災害時のために、100tもの飲料用のお水がここにはあるんだよ!」と教わりました。他にも沢山のお話を伺ってその模様をyoutubeなどでも紹介させていただいています。
【防災公園】イケ・サンパークの防災機能の秘密に密着取材!【豊島区立としまみどりの防災公園】(新しいウィンドウで開きます)
今や池袋西口のシンボルになっている「えんちゃん」のお掃除活動にも参加させていただき、「えんちゃんの制作秘話」を教えていただいたこともあります。モザイクカルチャーを学ぶために静岡県まで視察に行ったお話や、最初は第6期豊島区長の高野さんが「5mくらいのふくろうを作ろう」と考えていたお話など、どれも「私も誰かに話したい!」と思う興味深いものばかりです。Twitterやブログ※4、youtubeなど様々な媒体を通して、普段の活動の様子や、「皆さまにもお伝えしたい!」と思ったことを発信しています!
そうして活動を通して出会う「豊島区の先輩方」からお話を伺っていくうちに、
「今、目の前にあるものは何となくそこにあるわけじゃなく、たくさんの人が築き上げてきたものなんだ。」と歴史や情熱を感じるようになりました。私が地元の皆さまから学んだことを、さらにまた別の誰かに発信・共有することで、より愛着をもてる街づくりに貢献出来たら嬉しいなと思っています!
豊島区は2022年、区制施行90周年を迎えました!ですが、まだ移り住んで間もない方や「そうなんだ!知らなかった!」という方もきっと、いらっしゃるかと思います。古くから豊島区を知っている人も、豊島区をまだよく知らない人も、全員で1つになって100周年を盛り上げられたらいいな、と今からとても楽しみにしています。
豊島区はSDGsに関する取り組みにあたり「誰もが主役になれる『国際アート・カルチャー都市』を目指す豊島区として、 “人” に焦点をあて、誰一人取り残さない、持続可能なまちづくりに力を注いでいきたい。」と掲げています。※5
私も一区民として「何かやりたいと思ったら、誰でも自由にやらせてもらえるのは豊島区の魅力の1つ」と思いますし、今回掲載していただくIKE-CIRCLEサイトページを見てもそう感じました。積極的に街の一員として、イベントなどに参加することで豊島区で暮らす年月に関わらず「当事者としての責任感」や「第2の故郷のような愛着」が湧いてくるように思えます。豊島区には間口の広い多種多様なイベントも沢山あるので、私も皆さまが「この街を選んでよかった。」と思えるように尽力したいと思っています。
コロナ禍を通じて「孤独感」や「寂しさ」「息苦しさ」などを感じた方もいると思います。私自身もコロナ禍での活動を経験して、よりリアルな対⾯での交流が⼤切だと気づきました。「街のイベントなどに誰にでも、気軽に参加してほしい!」というのも、人と交流を深めることで⼼の豊かさが⽣まれ、それが結果的には防犯や防災対策にもなるのではないかと思うからでもあります。
誰しも「閉塞感」や「負の感情」が溜まってしまうことはあると思います。
「あ、ちょっとこの感情に飲み込まれてしまいそうだな。」という、ふとした瞬間にこそ「誰でも、無料で、気軽に人と出会える場」が必要なのかなと日々感じています。ふらっと参加してみて、思い返してみたら「なんか、今日楽しかったな。」って。そう思える場所が絶えないように、そして「ここにそんな場所があるよ!」と気づいてもらえるようにしたいです。
街の発展が進む半面で、生まれてくる新しい闇もきっとあると思いますが、そんな中で も「人とのリアルなコミュニケーション」を通して、立ち向かえる明るい気持ちを育み合える街になっていくといいなと思っています。
最近は防犯対策として、「知らない人とは関わりをもたない。」という考え方もありますし、そう心がける気持ちもわかります。ただ、いざという時に助け合える関係性の構築には「普段からのコミュニケーションが必要なのかもしれない。」とも思っています。
願わくば、イベントなどで交流の場が増えて「あのおばあちゃん、何度か見かけたなぁ。今日は元気にしているかな?」と気にかけるようになったり、一人で帰っているお子さんがいたら「気を付けて帰ってね!」と声をかけ合ったりする。そんな昭和のような地元のあたたかな雰囲気と、令和の進みゆく豊島区のいい所が融合したより「安心・安全」なよりより豊島区へと発展していったら嬉しいです!
私もいつも豊島区のどこかにいます!
これからも精一杯活動していきますので、街で見かけた際にはいつでも気軽に声をかけてくださいね!
宇崎さん、この度は取材を快くお引き受けいただきありがとうございました!
後編では
①宇崎さんの今後の展望について
②SNSを駆使して活躍する宇崎さんに「イケサークルをもっと盛り上げるアイデア」を教わりたい! の2本立てです。よろしくお願いいたします。
参考リンク一覧
※1「豊島区ぴーすUPがーる」についてはこちら
https://peaceupgirl.jimdofree.com/
※2 「セーフコミュニティ国際認証」についてはこちら
https://www.city.toshima.lg.jp/022/bosai/026636/index.html
※3 「メールけいしちょう」についてはこちら
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/joho/mail_info.html
※4 宇崎さんの活動内容について詳しく知りたい方はこちら
ブログ「宇崎真里愛のMARIA'S CASTLE(新しいウィンドウで開きます)
※5 「豊島区の SDGsに関する取り組み」詳細はこちら
https://www.city.toshima.lg.jp/toshimanow/sdgs/index.html
ペンネーム:むぎ
自己紹介:アニメ・映画好きのアラサー会社員。趣味は絵を描いたり、写真を撮ること。休日はだいたい池袋。 ”イケサークル”が盛り上がるよう1年間頑張ります!
お問い合わせ
電話番号:03-3981-1316
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