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更新日:2025年7月31日

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目次

 

VOC対策

豊島区は、東京都のClear Skyプロジェクトに参加し、Clear SkyサポーターとしてVOC排出削減にClearSky登録証明書積極的に取り組み、「東京の空」や「東京の空気」をもっときれいにして、健康的で安心して暮らせる社会を目指します。(PDF:188KB)

Clear Sky実現に向けた大気環境改善促進事業(東京都環境局ホームページ)(新しいウィンドウで開きます)

ClearSkyサポーターロゴ

VOCについて

VOCは、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略で、トルエン、トリクレン、ジクロロメタンなどの揮発しやすい有機化合物の総称です。

VOCは、ものを溶かす力や乾きやすさ、経済性から、工業的に広く使われているだけでなく、身近な生活用品として、様々な製品に使われています。

VOCは、光化学スモッグの発生やPM2.5(微小粒子状物質)の生成原因の一つです。

特に夏場は、気温が高く、太陽光が強くなるため、光化学スモッグが発生しやすくなります。

光化学スモッグの発生抑制のためには、可能な限りVOCを排出させない対策が重要になります。

暮らしの中のVOC

都内では、一般家庭やオフィスなどからのVOC排出量は、年間排出量のうち約23%を占めています。

工場等からのVOC排出量は、法令による規制や事業者の自主的な取り組みの結果、削減してきています。

さらなるVOC排出削減には、工場等だけでなく、一般家庭やオフィスなどの協力も必要です。

暮らしの中のVOC(東京都環境局ホームページ)(新しいウィンドウで開きます)

代表的なVOC含有製品

  • エアゾールスプレーのガス(可燃性のもの)
    ヘアスプレー、制汗スプレー、撥水スプレー、虫よけスプレー、殺虫スプレー、クリーナー、スプレーのり、シール剥がしなど
  • 家庭用塗料の溶剤や希釈液
  • 接着剤
    接着剤、のり、粘着テープ、合板や壁紙などの接着剤
  • その他
    カー用品類、医薬品、化粧品、芳香消臭剤、防虫剤(パラジクロロベンゼン)など

VOC製品のリスク

シックハウス症候群

VOC製品には、シックハウス症候群や化学物質過敏症の原因である物質も含まれており、人体への健康被害につながる危険性もあります。

家具や壁紙など、室内で使用する製品にこれらの物質を含む塗料や接着剤を使用しているものもあり、長期間VOCが放出されることがあります。

少量であっても原因物質を長期間吸い込むことで、目や鼻への刺激、頭痛・めまいを引き起こすことがあります。

火災

VOCは、可燃性ガスや引火性の液体です。

火気(コンロ、ストーブ、たばこなど)の近くで使用しないでください。

VOCの種類によっては、においがないものもあり、周囲に滞留していることがあります。

室内で使用した後はよく換気してください。

車内など狭い室内で、大量にVOCを使用した直後、ライターの火などで爆発することがあります。

また高温になるところ(車の中や窓の近くなど)に保管すると破裂することがあります。

VOCの排出削減対策

VOC製品は暮らしに欠かせない様々な製品に使用されています。

製品の使用方法および使用上の注意事項を守ることが重要です。

VOC製品を工夫して使用することで、環境負荷の低減になります。

VOC排出削減に、ご理解ご協力をお願いします。

参考例
  • VOC製品の使用を控える。
  • 低VOC製品を使用する。
  • ペンキの缶など使用中はこまめに蓋をする。
  • 保管は密閉して漏れないようにする。
  • 使用時期を変更できる場合(外壁塗装工事など)は、夏季以外の時期に行う。
低VOC製品やサービスの選び方
  • 環境ラベルを参考にする。
    エコマーク、GPマーク、植物油インキマークなど
  • 製品の形状・表示を見る。
    虫除けスプレーは霧吹き式、ペンキ・接着剤・ペン・床用ワックスは水性タイプなど

暮らしの中のVOCを減らすための取組方法は、以下のリーフレットをご覧ください。

東京都によるVOC対策支援

東京都ではVOCを取り扱う工場等に対して、VOC排出削減にむけた自主的な取組を支援するため、「VOC対策アドバイザー」派遣制度や「各種VOC対策セミナー」を行っておりますので、是非ご活用ください。
東京都のホームページでは、これらの案内や、わかりやすいチラシやガイドもありますので、ご覧ください。

お問い合わせ

環境保全課公害対策グループ

電話番号:03-3981-2405