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大気汚染物質の測定

区では、池袋・巣鴨・要町の3か所の大気汚染常時監視測定室で、大気汚染物質7物質と気象観測項目4項目を測定しています。

令和5年度 大気汚染物質の測定結果の毎月平均値

代表的な汚染物質の過去5年分のデータ

環境基準達成は○、非達成は×としています。

大気汚染物質の環境基準

物質名
(評価方法)

二酸化窒素
(長期的評価)

浮遊粒子状物質
(長期的評価)

一酸化炭素
(短期的評価)

光化学オキシダント
(短期的評価)

二酸化硫黄
(長期的評価)

測定室

池袋

巣鴨

要町(※)

池袋

巣鴨

要町(※)

池袋

巣鴨

要町(※)

令和4年度

×

令和3年度

×

令和2年度

×

平成31年度

×

平成30年度

×

(※)令和4年度の長崎測定室は移設準備のため測定停止。令和5年度より「要町測定室」に名称変更。

常時監視測定項目一覧表

常時監視測定項目

表示単位

測定室

各物質の説明(環境への影響など)

測定項目名

略称

池袋

巣鴨

要町

大気汚染物質

一酸化窒素

NO

ppm

窒素酸化物は、ものの燃焼や化学反応によって生じる窒素と酸素の化合物で、主として一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)の形で大気中に存在します。発生源は、工場・事業場、自動車、家庭等多種多様です。発生源からは、大部分が一酸化窒素として排出されますが、大気中で酸化されて二酸化窒素になります。

二酸化窒素

NO2

ppm

二酸化窒素は、高濃度で呼吸器に影響を及ぼすほか、酸性雨及び光化学オキシダントの原因物質になると言われています。

窒素酸化物

NOX

ppm

一酸化窒素と二酸化窒素を合わせて窒素酸化物と呼んでいます。

浮遊粒子状物質

SPM

ミリグラム/立方メートル

浮遊粉じんのうち、10ミクロン以下の粒子状物質のことをいい、ボイラーや自動車の排出ガス等から発生するもので、大気中に長時間滞留し、高濃度で肺や気管などに沈着して呼吸器に影響を及ぼします。

一酸化炭素

CO

ppm

 

 

炭素化合物の不完全燃焼等により発生し、血液中のヘモグロビンと結合して、酸素を運搬する機能を阻害するなどの影響を及ぼすほか、温室効果ガスである大気中のメタンの寿命を長くすることが知られています。

光化学オキシダント

Ox

ppm

 

 

大気中の窒素酸化物や炭化水素が太陽の紫外線を受けて化学反応を起こし発生する汚染物質で、光化学スモッグの原因となり、高濃度では、粘膜を刺激し、呼吸器への影響を及ぼすほか、農作物など植物への影響も観察されています。

二酸化硫黄

SO2

ppm

 

 

石油、石炭等を燃焼したときに含有される硫黄(S)が酸化されて発生するもので、高濃度で呼吸器に影響を及ぼすほか、森林や湖沼などに影響を与える酸性雨の原因物質になると言われています。

気象項目

風向

WD

16方位

 

風の吹いてくる方向。16の向きで示します。たとえば、風向が北であれば、北から南に風が吹いている状態をいいます。

風速

WS

m/s

 

1秒間に大気が移動した距離。たとえば、平均風速10m/sは、おおむね、強風注意報が発令されるレベルの風速をいいます。

気温

TEMP

 

大気の温度です。

相対湿度

HUM

 

空気中の水蒸気量が飽和状態の時に比べ、どの程度含まれているかを%で表したものです。

お問い合わせ

環境保全課公害対策グループ

電話番号:03-3981-2405

更新日:2023年5月23日