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鈴木信太郎記念館 5月16日(火曜)から開館5周年記念展示を開催します

令和5年5月9日

フランス文学者・鈴木信太郎が暮らしていた住まい「旧鈴木家住宅」を改修・整備し、平成30年3月にオープンした、豊島区立鈴木信太郎記念館(東池袋5-52-3)は、今年で開館5周年を迎えます。それを記念して、鈴木信太郎をはじめ、彼と親交のあったフランス文学者5人を紹介する企画展示「5cinq ~5人のフランス文学者たち~」を、5月16日(火曜)から開催します。

豊島区立鈴木信太郎記念館は、昭和3年に建築された鉄筋コンクリート造の「書斎棟」、終戦直後の昭和21年に建築された「茶の間・ホール棟」、明治20年代に建築された鈴木本家の座敷部分を、昭和23年に現在の埼玉県春日部市から移築した書院造の「座敷棟」という建築年代の異なる貴重な建造物が同一敷地内に所在します。昭和初期からの時代の変化のなかで、増改築を繰り返し住みつがれてきた住まいの痕跡を追うことができることから、「旧鈴木家住宅」は区の指定有形文化財となっています。

5月16日(火曜)から企画展示コーナーで開催する開館5周年記念展示では、駐日フランス大使だった詩人ポール・クローデルの日本滞在を支えた山内義雄に誘われて信太郎も翻訳に携わった詩集『四風帖』(1926年)ゆかりの品や、学生時代の小林秀雄がマラルメの詩を論じた試験レポート(青焼き)を初公開します。

クローデルから信太郎宛て扇面

展示1:クローデルから信太郎宛て扇面(『四風帖』特別刷り)

シラノ・ド・ベルヂュラックの序文

展示2:辰野隆・鈴木信太郎共訳『シラノ・ド・ベルヂュラック』に森林太郎(鷗外)が寄せた序文の自筆原稿

 

また当館は、フランス文学関連の資料や旧鈴木家住宅の建築関連資料を常設で展示しており、事前申し込み不要で見学が可能です。「座敷棟」の日本家屋で落ち着いて庭を眺めたり、「書斎棟」では、約10,000冊の本が壁中の書棚を埋め尽くし、ステンドグラスから漏れる光の中、幻想的な雰囲気に浸りながら見学できます。都会の住宅地に佇む当館で、鈴木信太郎の功績と人となりを感じながら、建物の魅力を味わうことができます。

座敷棟外観

座敷棟外観

書斎棟内観

書斎棟内観

鈴木信太郎記念館 概要

住所

東池袋5-52-3

開館時間

午前9時から午後4時30分

休館日

月曜日(祝日が重なる場合は翌日も)、第3日曜日、祝日、年末年始、展示替に伴う臨時休館(5/29~6/1)

入館料

無料

この報道発表に関するお問い合わせ

鈴木信太郎記念館 電話:03-5950-1737

更新日:2023年5月9日