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更新日:2025年9月17日

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目次

 

UR都市機構の空き家を活用した若者の居場所づくり
「若者就労支援の拠点」と「若年妊産婦の生活支援の拠点」が新たに誕生!

若者の自立を支援し、地域活性化の実現に向けて運営を開始しています

令和7年9月17日

独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)の空き家を活用した若者の居場所づくりを進めている豊島区は、NPO法人2事業者による「若者就労支援の拠点」と「若年妊産婦の生活支援の拠点」の運営を開始しました。

本事業は、若者の居場所を創出することを目的に、区がUR都市機構の所有する防災まちづくり用地及び建物を無償貸借し、それを若者支援団体に無償で転貸借・運営してもらうもので、令和7年3月にUR都市機構と協定を結び、各拠点の建物の改修を進めてきました。

 

運営を開始した拠点の1つ目は、NPO法人サンカクシャが、若者の働く1歩をサポートすることを目的とした複合型就労支援拠点「サンカクスクエア」として開設しました。さまざまな困難を抱える若者たちに対し、安心できる居場所と飲食店での就労体験の機会を提供し、働く1歩を踏み出したい若者を応援します。

2つ目は、認定NPO法人ピッコラーレが、若年妊産婦等が安心して生活できるよう支援をする拠点として「マハロ」を開設しました。孤独・孤立状態にある妊産婦や地域で暮らす若年未婚母子等が、実家のように安心して立ち寄れる場所を提供するほか、生活を立て直すための相談等ができるようにします。

 

運営開始にあたり、区の安達絵美子・子ども若者課長は「この事業は、UR都市機構のご協力に加え、これまで若年女性支援『すずらんスマイルプロジェクト』などを通じて育んできた支援団体との連携により実現しました。若者が孤立せず自分らしく未来を切り拓けるよう、これからも多様な団体や地域の皆さまと力を合わせて支援を充実させていきたいと考えております。」と話します。

 

サンカクスクエア(NPO法人サンカクシャ運営)

サンカクスクエア

マハロ(認定NPO法人ピッコラーレ運営)

マハロ

若者の居場所事業

区がUR都市機構の所有する防災まちづくり用地及び建物を無償貸借し、それを若者支援団体に無償で転貸借をし運営してもらい、若者の居場所を創出する事業。

行政の支援が十分に行き届かない若者に対し、若者支援のNPO法人と豊島区、UR都市機構が連携することで、活動の場が必要なNPO法人の課題、若者の居場所の創出が必要な豊島区の課題、まちづくりの進むエリアでの空き家等の有効活用など、豊島区・UR都市機構のそれぞれの課題を解決するプロジェクトです。

若者の居場所事業イメージ

NPO法人サンカクシャが運営する「サンカクスクエア」

働く1歩を踏み出したい若者を応援する拠点

毎週水曜日・木曜日16時~22時の間、サンカクシャに繋がる若者と地域、企業の大人が一緒に食事をし、交流できる場を作ります。

また、その場で出来るアルバイトに従事したり、就職活動や勉強会などに参加したら無料で食べられるといった、若者の社会参画を促す仕組みを取り入れていきます。

さらに、毎週土曜日17時からは飲食店「Dans Trois Jours(ダントロワジュール)」として、若者の就労体験の場として飲食店を営業します。

【参考】https://www.sankakusha.or.jp/2025/08/02/news-211/(新しいウィンドウで開きます)

サンカクシャ担当者

担当者のコメント

今回の連携により、サンカクシャの活動の幅を格段に広げることができました。

働きたいけど、働けない若者たちに向けた就労支援を通じて、豊島区がより暮らしやすい街となるように貢献していきます。

認定NPO法人ピッコラーレが運営する「マハロ」

若年妊産婦等が安心して生活できるよう支援をする拠点

若年妊婦のための居場所の「ぴさら」を卒業した方々だけでなく、地域で暮らす未婚の若年母子たちが、安心して集い、語り合える居場所です。

彼女たち自身がこの場を育てていく主体となり、イベントを企画したり、日常を分かち合ったりしながら、互いに支え合う空間にしていきます。

「支援する人」と「される人」に分かれるのではなく、携わっているスタッフや、応援してくださる皆さんとともに、対等な関係の中でこの居場所を育てていきたいと願っています。

【参考】https://piccolare.org/cat-news/20250707/(新しいウィンドウで開きます)

ピッコラーレ担当者

担当者のコメント

「にんしん」をきっかけに、誰もが孤立することなく、安心して、自分らしく、幸せに生きていける社会を、みんなで。

一歩も二歩も地域に飛び出しながら、彼女たち自身が主体として作っていく活動、それが「マハロ」です。

これからの「マハロ」に、どうぞ温かくご注目ください。

この報道発表に関するお問い合わせ

  • 子ども若者課 子ども若者支援グループ 電話:03-4566-2475