冬の節電
今冬の省エネ・節電の取り組み推進について(令和6年度)
経済産業省の資源エネルギー庁によると、今冬の電力は、安定供給に最低限必要な予備率3%以上を確保できる見通しとしています。しかし、世界中の人類、すべての生きものが直面する喫緊の課題である地球温暖化への対策を進めていくため、一人ひとりが地球環境に配慮したライフスタイルを意識して、無理のない範囲において省エネ・節電に取り組みましょう。
冬季の事業者における電力使用の特徴と家庭における電気の使用割合
冬季の事業者(例:オフィスビル)における電力消費の特徴として、企業活動などにより暖房や照明の使用量が多くなる日中に高まる傾向にあります。
また、冬季の1日間の家庭における電気の使用割合によると暖房が3割以上をしめています。

出典:「冬季の省エネメニュー 事業者の皆様」、「冬季の省エネメニュー ご家庭の皆様」
ご家庭での節電・省エネ
小さな積み重ねが大きな省エネ効果につながります。家庭における電気の使用割合が大きいものについて、少しの工夫でできるご家庭での省エネへの取り組みを紹介します。無理のない範囲でご協力をお願いいたします。
エアコン・暖房器具
- 重ね着をすると体感温度が上がって室内温度を下げられます(無理のない範囲でお願いします)(設定温度を21℃から20℃にした場合、年間53.1kWhの省エネ・約1,710円の節約)
- エアコンのフィルターをこまめに掃除しましょう(月2回)(年間約32.0kWhの省エネ・約1,030円の節約)
- 窓には厚手のカーテンを掛けましょう
- こたつや電気カーペットの下に断熱マットを敷きましょう
- 扇風機やサーキュレータで部屋の上部の暖気を循環させましょう
- 室外機の周りにはものを置かないようにしましょう

冷蔵庫
- 冷蔵庫にものを詰め込まないようにしましょう(年間約43.8kWhの省エネ・約1,410円の節約)
- 温度設定を「弱」にしましょう
- 壁から適切な間隔で設置しましょう(年間約45.1kWhの省エネ・約1,450円の節約)
- 無駄な開閉をせず、開けている時間は短めにしましょう

給湯・お風呂
- お湯の出しすぎに注意しましょう。シャワーはこまめに止めましょう
- 追い焚きが必要ないように、入浴は間隔をあけずに入りましょう

照明
- 不要な照明は消しましょう
- リビングや寝室の照明の明るさを下げましょう

テレビ・トイレ
- テレビは省エネモードに設定し、画面の照度を下げましょう。見ていないときは消しましょう
- 温水洗浄便座ではタイマー節電機能の利用や、便座保温・温水の設定温度を下げ、便座のふたを閉じましょう
普段の生活の中ですぐに取り組める省エネポイントを紹介する冊子「としまみんなでエコライフ」も作成しました。区役所本庁舎6階環境政策課窓口のほか、ホームページからもご覧いただけます。
(節約金額は2024年1月時点の料金より算出)
オフィスでの節電・省エネ
オフィスでの、省エネへの具体的な取り組みをご紹介します。
- 可能な範囲で執務室や店舗エリアの照明を間引きしましょう
- 使用してないエリア(会議室、休憩室、廊下等)の消灯をしましょう
- 重ね着をするなどして、無理のない範囲で室内温度を下げましょう
- 使用していないエリア(会議室、休憩室、廊下等)は、空調を停止しましょう
- 長時間離れるときは、OA機器の電源を切るか、スタンバイモードにしましょう
- 温水洗浄便座は可能な範囲で保温・温水の設定温度を下げ、不使用時はふたを閉めましょう
出典:経済産業省資源エネルギー庁ホームページ、東京都環境局『家庭の省エネハンドブック2024』