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室内で問題となるダニ

イエダニ

イエダニ

  • ねずみに寄生します。
  • 人も吸血します。
  • 身体の柔らかい部分を好んで刺します。

写真は、イエダニ

イエダニはねずみに寄生するダニです。畳などから発生するダニとは異なります。イエダニはねずみが死んだりすると這い出してきて人を吸血します。

身体の柔らかい部分を好んで刺す傾向があります(体の脇の下、内腿、お腹等皮膚の柔らかい部分など)。被害は男性より女性のほうが多く、3~4日かゆみが続き赤くはれます。

駆除

ねずみの死骸や巣を見つけたら取り除いてゴキブリ用のエアゾールを周辺に散布します。巣や死骸の場所が分からない場合は、清掃と殺虫剤(くん煙剤等)を併用します。

各家の状況が違いますので殺虫剤に書かれている一律の駆除方法ではうまくいかないケースがあります。状況に合わせた処置が必要です。基本的にネズミを駆除することが大切ですが、詳しくは保健所に相談しましょう。

なお、天井も、くん煙剤使用の対象になります。

トリサシダニ

  • 鳥に寄生します。
  • 人も吸血します。

トリサシダニは鳥に寄生するダニです。鳥や人を吸血します。家の軒下や雨戸、換気扇、ベランダ、屋根瓦のすき間などにスズメやムクドリなどの野鳥が巣を作ることがあります。ヒナが巣立ち空き巣になるとトリサシダニが這い出してきて(5月~7月)人を吸血します。

体長:約0.7~1ミリメートル(イエダニに似ています)

駆除

駆除は巣の除去と周辺にゴキブリ用のエアゾールを散布します。

ツメダニ

ツメダニ

  • 人を偶発的に刺す。
  • 痒みや皮膚炎を起こす。

ツメダニが畳などにたくさん発生すると人を偶発的に刺して被害を起こします。ツメダニは畳などに発生したチャタテムシや他のダニを餌としています。

夏や湿度の高い季節に相談が多く見られます。

ツメダニが発生しやすい条件

  • 掃除をしない部屋
  • 畳の上にジュウタンやゴザ等を敷いている。
  • 比較的新しい畳(特に新築や畳入れ替え2年目に多い)
  • 通気が悪い部屋(閉め切っている部屋)
  • 殆ど使用しない部屋
  • 夏の暑い時期に旅行などで部屋を空けた時

防除

ツメダニの発生を防ぐには、ツメダニの餌となるチャタテムシや他のダニなどを減らすことです。

チャタテムシや他のダニはカビやフケ、アカなどを食べて増えますので、これらを清掃により取り除き、室内の通風をよくし、寝具をまめに干して乾燥に心がける必要があります。

お問い合わせ

生活衛生課環境衛生グループ

電話番号:03-3987-4176

更新日:2024年1月5日