ホーム > 文化・観光・スポーツ > 文化 > 文化財 > 区内のおもな文化財 > 彫刻・絵画 > 銅造地蔵菩薩坐像(江戸六地蔵の一)

ここから本文です。

銅造地蔵菩薩坐像(江戸六地蔵の一)

眞性寺の銅造地蔵菩薩坐像

<東京都指定有形文化財>

江戸六地蔵は、宝永3年(1706)に地蔵坊正元が発願し、14年をかけて寄進を集め、主要街道の江戸への出入り口である品川寺(東海道・品川区)・東禅寺(奥州街道・台東区)・太宗寺(甲州街道・新宿区)・眞性寺(中山道・豊島区)・霊巖寺(千葉街道・江東区)・永代寺(水戸街道・江東区・現存せず)(造立順)の6か寺に造立された。鋳造は神田鍋町の鋳物師、太田駿河守藤原正儀。

眞性寺の江戸六地蔵は、正徳4年(1714)に4番目(巡拝では3番目)に造立された。高さが2.7メートルのいわゆる“丈六”の仏像で、かつては鍍金が施されていた。文久3年(1863)に宝珠と蓮弁の一部が補修されている。大正12年(1923)の関東大震災によってき損した際にも修理されたが、昭和20年(1945)4月13日の空襲でも被害を受けている。以前は中山道寄りにあったが、昭和35(1960)年に中山道の拡幅にともなって現位置に移動された。

 

丈六とは:釈迦の身長が1丈6尺(約4.8メートル)といわれていることに由来する仏像の大きさ。

お問い合わせ

庶務課文化財グループ

電話番号:03-3981-1190

更新日:2022年10月25日