ここから本文です。

池袋への道―近世の歴史資料、池袋モンパルナス、森山大道

豊島区、風景から地層へ

東京芸術劇場30周年記念展覧会2020年度豊島区美術企画展

池袋への道展ポスター画像


日時

:2021年1月23日(土曜日)~2月28日(日曜日)

 

会場

:東京芸術劇場アトリエイースト・アトリエウエスト

10時~19時※入館は18時30分まで
(豊島区西池袋1-8-1)

http://geigeki.jp

:豊島区立郷土資料館企画展示室
常設展示室ヤミ市模型、アトリエ村模型を含む

9時~16時30分※入館は16時まで
(豊島区西池袋2-37-4としま産業振興プラザ7階)

特別会場

:雑司ヶ谷鬼子母神堂

9時~17時※堂内見学は平日のみ。要予約

 

休館日
会場によって
休館日が異なります

:東京芸術劇場
1月25日、2月8日、22日
[すべて月曜日]

:豊島区立郷土資料館
1月25日、2月1日、8日、11日、15日、21日、22日、23日
[月曜(祝日の場合は翌日も)、第三日曜、祝日]

入館料

:無料

:無料

 

 

 

主催

公益財団法人東京都歴史文化財団東京芸術劇場
豊島区

 

助成

令和2年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業

 

 

特別協力:雑司ヶ谷鬼子母神堂

後援:一般社団法人豊島区観光協会

池袋をいま、俯瞰してみましょう。東京を代表する繁華街、中国や台湾をはじめとする移民の文化、演劇のメッカ、水族館、雑司が谷の佇まい、トキワ荘に集ったマンガ家のレジェンドたちの記憶、百貨店とも接続する一大ターミナル、立教大学に代表される学園都市…。

池袋には、かつて人々が暮らしてきた軌跡と記憶が、色とりどりに何層にも積み重なっています。

本展ではその積み重なりを、古地図や絵馬など歴史資料や、近代の絵画・水彩・素描・版画、そして池袋在住で世界的に知られる写真家・森山大道の新規撮影を含む写真作品など、計150点で視覚化する試みです。

展示物は、時を封印した記憶の結晶であり、時代を超えた息遣いや手ざわりを呼び覚まします。

街の移り変わりを伝える歴史資料をはじめ、昭和初期から終戦後まで「池袋モンパルナス」に集った著名な画家・詩人たちの佳作、さらには森山大道による現在進行形のスナップショット、それらは人々と街のエネルギーがたえず躍動する池袋の変幻自在な姿を、歴史的な厚みを持った層(レイヤー)として明らかにするでしょう。

展覧会場として、東京芸術劇場と豊島区立郷土資料館の2会場に加え、地域の記憶が豊かに蓄えられ、いまなお熱心な信仰に支えられている雑司ヶ谷鬼子母神堂を特別会場として迎えます。

ぜひ3会場をツアーしながら、池袋という街の魅力も同時にお楽しみ下さい。

*ここで「池袋」という地名は、広く豊島区域を指しています。
*鬼子母神の「鬼」は角なし

展覧会構成

  • 1章森山大道(東京芸術劇場アトリエウエスト)

森山大道の写真作品100余点。中国系および台湾系移民のコミュニティの映像。池袋の「今」をご覧いただきます。

 

森山大道『記録』43号より

森山大道『記録』43号より2020年
インクジェットプリント一般財団法人森山大道写真財団蔵

森山大道『記録』33号より

森山大道『記録』33号より2016年
インクジェットプリント一般財団法人森山大道写真財団蔵

  • 2章戦後池袋―混沌の記憶と子ども(東京芸術劇場アトリエイースト)

戦後すぐの光景を描いた作品からは、1940年代から50年代にかけての復興の在りようがうかがえるでしょう。あわせて鬼子母神堂を写真でご紹介いたします。

鶴田吾郎《池袋への道》

鶴田吾郎《池袋への道》1946年
油彩・カンヴァス豊島区蔵

ikebukurohigasiguchi1947

高山良策《池袋駅東口》1947年
油彩・カンヴァス豊島区蔵

  • 3章池袋モンパルナス、大正、明治、江戸(豊島区立郷土資料館企画展示室)

小熊秀雄、麻生三郎、萬鉄五郎、川上凉花、田中恭吉、鹿子木孟郎、そして江戸傍近図…これらはすべて豊島区ゆかりのものです。

夕陽の立教大学

小熊秀雄《夕陽の立教大学》1935年
油彩・カンヴァス豊島区蔵

tetsuro1912

川上凉花《鉄路》1912年
油彩・カンヴァス東京国立近代美術館蔵

  • 4章雑司ヶ谷鬼子母神堂(特別会場)

1578年の創建から現在に至るまで、鬼子母神堂と奉納された絵馬たちは、豊島区域を見守り続けています。

雑司ヶ谷鬼子母神堂堂内見学につきまして

緊急事態宣言の発令および延長に伴い、現在、雑司ヶ谷鬼子母神堂の一般見学のお申込みを中止しております。
鬼子母神堂への見学のご予約、お問い合わせのお電話はお控えいただきますようお願い申し上げます。
なお、本展覧会終了後も、雑司ヶ谷鬼子母神堂の堂内見学は可能です。
雑司ヶ谷鬼子母神堂の堂内見学につきましては、緊急事態措置の実施期間終了後に、改めてお問合せいただきますようお願いいたします。

関連事業

諸事情により変更・中止する場合があります。

1.、2.の申込方法:先着順。予約方法は東京芸術劇場のホームページ(https://www.geigeki.jp/performance/event274/(新しいウィンドウで開きます))でお知らせいたします。

申込は東京芸術劇場のホームページ上にて1月10日から受付開始。

1.2月16日(火曜日)、17日(水曜日)「鬼子母神堂絵馬鑑賞会」
両日とも13時30分–14時00分、15時00分–15時30分の2回開催/各回5名/事前予約制
解説:梅沢恵(神奈川県立金沢文庫学芸員)
堂内は非常に寒いので、特に足元を暖かくしておでかけください。

2.1月31日(日曜日)「担当学芸員によるギャラリートーク」
14時00分-14時30分事前予約制
東京芸術劇場および豊島区郷土資料館会場の作品を担当学芸員が解説いたします。
人数:10名

終了しました。


3.「『にっぽん劇場写真帖』、『記録』を手にとって見る」
森山大道のデビュー作『にっぽん劇場写真帖』(1968年初版、室町書房)と最新の『記録』45号(AkioNagasawaPublishing.)を、使い捨ての手袋をご着用のうえお手に取ってご覧いただけます。

開催予定日(2021年2月4日現在)
2月9日(火曜日)
2月12日(金曜日)
2月18日(木曜日)
2月25日(木曜日)
2月26日(金曜日)

開催場所:豊島区立郷土資料館レファレンスルーム
閲覧時間:各日とも午後2時~午後4時
閲覧時間1枠15分・おひとり様ずつの入れ替え制(各日全8枠・入れ替え時間を含む)

1、午後2時~午後2時15分
2、午後2時15分~午後2時30分
3、午後2時30分~午後2時45分
4、午後2時45分~午後3時
5、午後3時~午後3時15分
6、午後3時15分~午後3時30分
7、午後3時30分~午後3時45分
8、午後3時45分~午後4時

参加の方法
開催当日の午後1時から豊島区立郷土資料館カウンターにて当日分を先着順にて受付。
ご希望の時間枠をお選びください。電話での申し込みは不可。
閲覧券をお渡ししますので、該当のお時間に開催場所までお越しください。
入館の際はマスクの着用、手指の消毒、検温にご協力をお願いいたします。
閲覧時はこちらでお渡しする使い捨て手袋をご利用ください。
都合により、変更または中止する場合があります。何卒ご了承ください。

公式カタログ・オリジナルグッズ

カタログは郷土資料館と東京芸術劇場で販売。ポストカード3種は郷土資料館のみで販売。※売り切れ次第終了

カタログ『池袋への道―近世の歴史資料、池袋モンパルナス、森山大道』価格:1900円

ポストカード3種類森山大道A、森山大道B、森山大道C価格:各100円

 

当展示に関するお問い合わせ

  • 豊島区文化デザイン課ミュージアム開設準備学芸グループ電話03(3980)3177
  • 東京芸術劇場代表03(5391)2111

お問い合わせ

文化デザイン課

電話番号:03-3981-1476

更新日:2021年5月12日