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更新日:2026年1月9日

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目次

 

令和8年豊島区新年の集い 区長挨拶

 

あけましておめでとうございます。

皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。

本日はご多用の中、豊島区新年の集いに、多くの皆様にご参加いただき、心より感謝申し上げます。

 

昨年は、22年ぶりに策定した、新しい「豊島区基本構想・基本計画」がスタートし、豊島区政にとって大きな節目の年となりました。

基本構想に掲げた「誰もがいつでも主役」「みんながつながる」「出会いと笑顔が咲きほこる、憧れのまち」の3つの理念と、基本計画に掲げた「7つのまちづくりの方向性」。これらは、豊島区の新時代を切り拓き、未来に向けて、皆様とともに、力強く進んでいくための羅針盤です。

「基本構想・基本計画」には、子どもからご高齢の方まで、豊島区で暮らし、学び、働く、たくさんの方々の「豊島区はこうあってほしい」との願いが詰まっています。区に関わる方々の「思い」を大切に活かし、共有できるよう、一言一言、考え抜いて作った「基本構想・基本計画」。

私ども区職員は、それぞれの業務を進めるにあたり、そこに詰まった皆様の「思い」からずれないように、策定時に皆様と共有した「願い」からぶれないように、常に、この「羅針盤」に立ち返りながら、新たな一歩を踏み出してまいります。

様々な物事のスピードが増し、社会や人の価値観が変化を続ける中にあっても、豊島区の「3つの理念」の魂は、きっと変わらないでしょう。

一つ目の「誰もがいつでも主役」。その中には、平和と人権の尊重、ジェンダー平等の実現、そして、外国人も同じ区民として地域で輝く「多文化共生」を推進していく、という決意がこもっています。

 

二つ目の「みんながつながる」。様々な思いを有する区民の区政への参画、企業はじめ多様な主体による協働・共創の推進。そうした「みんなの力」による持続可能な社会の構築を豊島区は目指します。

 

三つ目の「出会いと笑顔が咲きほこる憧れのまち」に込められた思いは、地域に息づく文化と歴史の次世代への継承、そして、地域の特性や素晴らしい資源、魅力を生かしたまちづくりの推進です。

 

私たちは、この理念をすべての活動の土台に置き、区民、企業、団体、NPO、大学等の皆様、そして、区政をともに進めていく区議会の皆様と、たくさん意見を交わしながら、「基本構想・基本計画」に描く「これからの豊島区」「多様な区民が輝き、支え合い、活躍できるまち」の実現に向け、令和8年、全力で取り組んでまいります。

 

昨年を振り返りますと、「7つのまちづくりの方向性」に沿って、様々な施策を展開してまいりました。

昨年11月に開催された「東京2025デフリンピック」では、本区から出場した水泳の久保南選手が銀メダルを獲得され、レスリングの三浦桂吾選手とともに私たちに大きな感動を与えてくださいました。この大会は、手話言語の普及や、障害者スポーツへの理解を深め、障害の有無だけでなく、様々な多様性を認め、尊重し合う社会の実現に向けた大きな推進力となりました。

本区でも、この機に初心者向けの手話講習会を開催し、私も子どもたちと一緒に習いました。まだ、名前を名乗ることしかできないのですが、大いに興味がわきました。

 

また、真に支援を必要としている人の声が区政に「つながる」まちにしていきたい。そうした思いから、昨年4月、犯罪被害者等相談支援窓口を開設し、7月に支援条例を制定しました。支援対象を広く捉えたことや、犯罪の予防について規定したことなど、多くの方に評価いただきました。

犯罪被害はないようにしたい。でも、万が一、犯罪被害に巻き込まれてしまった方がいたら、力になれる区でありたいと思います。

 

基本計画では、第一の柱に「地域と共に支えあう安全・安心なまち」を掲げています。

令和6年の能登半島地震、南海トラフ地震臨時情報の発表の記憶が新しい中、先月9日、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されました。深夜2時の発表ということもあり、「住民の方々はどれほど怖い思いをされ、混乱しているだろうか」と思うとともに、首都直下地震への備えを早急かつ確実に進めていかなければならないと、改めて強く思いました。

昨年は、地域防災計画の改定や全救援センターでの訓練の実施、区公式LINEへの防災機能の導入、各種企業との災害時協定の締結等、ハード・ソフトの両面から取組みを進めてまいりました。

 

首都直下地震をはじめとする災害は、いつ起こるかわかりません。来年、東京が無事である保障はありません。

お一人おひとりが「自分事」として、「災害の発生で何が起き、どうすればいいのか」を知り、心構えをする、備えをすることが何より大事です。災害時には皆が疲弊し、住民同士、顔見知りの地域でも避難所で言い争いが起こると言います。ましてや、隣人の顔を知らない地域が多い東京で、一人暮らし高齢者の割合が日本一高い豊島区で、在住外国人・訪日外国人が多い本区で災害が起きたとき、多くの来街者で賑わう休日に、大規模なイベントの最中に大地震が起きたとき、どうすればよいのか。

日頃からの災害への備え。皆様も我々行政も、過去の災害から学び、やるべきことが数多くあります。今年は、より実効性ある取組みを、皆様との連携を強化し、進めてまいりたいと考えております。

 

コロナ禍後、区民の皆様から不安の声が寄せられていた民泊問題については、先月、区議会において、営業可能な地域・期間を制限する条例改正案を全会一致で可決いただきました。今後、区の対応体制を強化し、新たなルールの徹底を図り、適正な民泊運営と区民の生活環境の確保に、全力を尽くしてまいります。

 

教育分野では、不登校対策に力を入れ、全国で小中学生の不登校が増加する中、本区では減少となりました。今年度末に「不登校対策総合計画」を策定予定であり、今後、保護者支援にも力を注ぎます。また、「小1の壁」対策の「おはようクラス」と「おかえりサポート」は、今年度から全小学校でスタートし、保護者の皆様から好評をいただいております。

本年も、子どもたちを見守ってくださる地域の皆様のお力をいただきながら、切れ目のない子育て支援、教育環境の充実、子も親も安心して過ごせる居場所づくりに、力を入れてまいります。

 

そして、大事な福祉と健康づくり。高齢者、障害のある方などが、住み慣れたまちで暮らし続けられる取組み。本年は、福祉施策の充実強化とともに、5月に誕生する「豊島区保健所」を核として、医療関係機関の皆様等と手を携えながら、区民の皆様の健康をお支えしてまいりたいと考えております。

 

また、産業・観光の振興、環境美化においては、企業・団体・地域の皆様との緊密な連携のもと、豊島区らしさを大事に、取組みを進めてまいります。

そして、豊島区が大切にしてきた「文化」の力。特に、文化行政を区と両輪となって進める「としま未来文化財団」とともに、文化の力で子ども・若者を応援しようと、昨年キックオフした「としま文化応援団」事業等を通じて、言語や障害、経済的な事情等による子どもたちの体験格差を埋めたい。これまで文化芸術に触れる機会が少なかった子に、感動を届けたいと思っています。

たくさんの人たちの温かな思いにより、どんな環境にある子も、文化が身近なものとなり、心に潤いをもたらすまち、文化あふれる各地域を子どもたちが愛し、誇りを持てるまちを目指しています。

 

まちづくりも進んでいきます。池袋駅周辺エリアや大塚駅南口の再開発は、地元の皆様の長い年月に渡る熱い思いがこもっています。まちの活気とにぎわいを創出し、誰もが居心地の良い、歩きたくなるまちの実現に繋げていけるよう、区としても、地元の皆様が大切にしている思いに、しっかりと向き合ってまいりたいと存じます。

 

今年は、60年に一度巡って来る「丙午」。「丙」は、太陽や火が持つ明るさや情熱を表し、「午」は、スピード、行動力、勢いを意味することから、「丙午」は、情熱と行動力で、新たな未来を切り拓いていく縁起の良い年です。真夏の太陽のようにエネルギーに満ち、物事が力強く形を成していく「行動の年」であります。

 

私たちは今、大きな変革の時代を生きています。デジタル化の進展、少子高齢化の加速、気候変動への対応など、直面する課題は多岐にわたります。しかし、これらの課題は、同時に新たな可能性を切り拓くチャンスでもあります。

豊島区は、変革の波を恐れず、「丙午」が持つ勢いに乗って、区の更なる発展に向け、前へ前へと、歩みを進めてまいります。

 

昨年、町会をはじめ多くの皆様が、数えきれない場面で、様々な課題に向き合う私たちを引っ張ってくださいました。年初にあたり、心より御礼を申し上げますとともに、本年も、皆様の一層のお力添えをお願い申し上げます。

 

本日の開催にあたりましては、冨士元囃子連中様、豊島区邦楽連盟様、豊島区茶道華道文化連盟様に、華やかなお出迎えにご協力いただきました。誠にありがとうございました。

 

結びに、本日お集りいただきました皆様とご家族のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

令和8年1月6日

豊島区長 高際 みゆき

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区長室秘書グループ

電話番号:03-3981-1111