ホーム > 子育て・教育・若者 > 子ども・若者 > としま子ども食堂ネットワーク > 子ども食堂の開設をお考えの方、開催している方へ

ここから本文です。

子ども食堂の開設をお考えの方、開催している方へ

1.豊島区内の子ども食堂は、ボランティアの方々が運営しています。

自治体によって異なりますが、豊島区の場合はNPO法人や団体、個人、飲食店さんが「子ども食堂」を立ち上げて運営しています。

開催形態は子どもや親子のみの食堂、親以外の大人も対象にした地域食堂、宅食やお弁当の配付など様々で、会場も社員食堂や会議室、高齢者施設や個人宅、飲食店、お寺や教会など、いつもは「子ども食堂」の看板が出ていないところがほとんどです。
ボランティアの方々が集まり、子どもたちが集まり、「子ども食堂」という居場所になっていきます。

書籍紹介

『子ども食堂をつくろう!人がつながる地域の居場所づくり』子ども食堂をつくろう!表紙
NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 編著

子ども食堂の立ち上げ準備から運営のコツまで、先輩子ども食堂の体験談を交えながら紹介しています。

(中央図書館、巣鴨図書館、目白図書館に所蔵されています。)

 

2.子どもの支援に携わるには、非常に大きな責任が伴います。

怪我や事故防止といった従来の安全管理だけでなく、緊急時への備え、さらに子どもたちのためのセーフガーディング(安心・安全に過ごせる環境づくり)も子ども食堂に関わる大人の大切な役割のひとつです。豊島区には、子どもの権利に関する条例があります。
皆さんで話し合ってみませんか?

子どもの権利については、以下のページをご覧ください。

3.子どもの貧困は、経済的な困窮だけではありません。

経済的な貧困・文化的な貧困・関係性の貧困(孤立)・実存的貧困(孤独や希望喪失など)もすべて子どもの貧困です。
経済的に問題がなくても、他の課題を抱えている場合もあります。

4.子ども食堂の対象者

誰を対象にするかは、それぞれの子ども食堂が決めています。ただし、安全確保のため、幼児は保護者と一緒、小学生以上でもアレルギー対策や宗教的な配慮からも、保護者の方の同意や緊急時には連絡がつく状況が必要です。

また、セーフガーディングの視点からも、子どもと大人がふたりきりになるなど、疑念を持たれるような状況を作らないようスタッフの配置などもお考えください。

5.地域でのつながりは、大事な資源です。

多くの「頼れる場所」「頼れる人」を知っていることは、子どもにとっても大人にとっても大事な資源であり、社会との接点になります。子ども食堂もそのひとつです。

CSW(社会福祉協議会所属のコミュニティソーシャルワーカー)や民生児童委員、無料学習支援や日本語教室を行っているグループの方、子ども若者支援のNPO団体等とつながっておくことも大切です。

以下のページをご覧ください。

6.としま子ども食堂ネットワーク会議

としま子ども食堂ネットワーク会議は、子ども食堂を運営している方々、開設を考えている方々が情報共有をしたり、学び合ったりする場です。
詳しくは子ども若者課にお問い合わせください。

としま子ども食堂ネットワーク会議については、以下のページをご覧ください。

としま子ども食堂ネットワークの会則(PDF:146KB)はこちらをご覧ください。

7.危機管理<事前準備>

保険加入

事故発生時の対応のため保険に加入することをお勧めしています。
民間保険会社の傷害保険や賠償保険、東京都社会福祉協議会の行事保険があります。区からの指定は特にありません。

保健所への届け出

子ども食堂の場合、届け出は任意になっていますが、池袋保健所生活衛生課食品衛生係に届け出ておくことをお勧めしています。(「小規模給食施設、ボランティア給食における食事の提供(開始・変更・廃止)届」)

池袋保健所生活衛生課食品衛生係は、食中毒に関すること、アレルゲン表示についてなども相談できる専門部署です。

東京都福祉保健局のサイトには、小規模給食・ボランティア給食を始める方に向けたリーフレットもあります。以下のページをご覧ください。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/kyoka/syoukibo.html

感染症・食中毒予防

食品衛生(ノロウイルス・腸管出血性大腸菌(O157など)対策など)については、以下のページをご覧ください。
https://www.city.toshima.lg.jp/217/kurashi/ese/shokuhin/index.html

子ども食堂向けの、新型コロナウイルス感染症対策自己点検シートもご活用ください。
https://musubie.org/news/2889/

8.危機管理<開催時>

食中毒

食中毒が疑われる時は、速やかな連絡が必要です。

平日は、豊島区池袋保健所生活衛生課 食品衛生担当 ☎03-3987-4177
夜間、休日は東京都保健医療情報センター「ひまわり」☎03-5272-0303(24時間)

事故や怪我等

重大事故でない場合でも、保護者の方にお伝えしておくと安心です。

予期せず起こりやすい事故とその予防方法、もしもの時の対処法は以下のリンクをご覧ください。

豊島区役所子ども若者課地域支援グループへの報告

食中毒が発生した場合や警察、救急車要請をした場合には、ご対応後に、子ども若者課地域支援グループ☎03-3981-2187(平日8時30分~17時15分)へご報告いただけると助かります。

個人情報の管理

利用申込のメールや電話のメモの保管場所に注意し、情報の目的外使用をしないようにすることはもちろんのこと、受付時など、他の方に名簿が見える状態になっていないかなどについても、ご配慮ください。

セーフガーディングの視点から、スタッフが子どもたちとSNSでの交流などをしないことはもちろんのこと、子どもたちに向けても呼びかけが必要です。

参照 2.子どもの支援に携わるには、非常に大きな責任が伴います。

子どもの様子が心配になった場合

利用できる制度は様々で、変更などもあります。また、専門の相談窓口もたくさんあります。
まずは見通しを立てるため、『アシスとしま』(子ども若者総合相談)でお話ししてみることをおススメしています。

『アシスとしま』では、ご本人のお話しをじっくりお聞きし、一緒にこれからのことを考えていきます。窓口は、豊島区役所本庁舎4階東側11番にあります。

『アシスとしま』(子ども若者総合相談)のご利用方法は、以下のとおりです。

ご本人が『アシスとしま』に直接連絡する場合アシスとしまホームページQRコード

電話:03-4566-2476(平日8時30分~16時30分)16時30分~17時15分はご予約のみです。

Eメール:A0017309901@city.toshima.lg.jp (Aの後の0017309901は数字)

お話しする場所:豊島区役所以外の場所でお話しすることもできます。

「アシスとしま」ってどんなとこ?区HPでご確認ください。

子どもからおおむね39歳までの若者の相談窓口「豊島区子ども若者総合相談アシスとしま

スタッフが『アシスとしま』に連絡する場合

ご本人が直接連絡する場合と同じです。ご本人の同意がなくても構いません。
子ども食堂への訪問もできます。

ご本人が豊島区立小中学校の児童生徒の場合アシスとお話ロゴ

学校で配られているクロームブックの『アシスとおはなし』からも『アシスとしま』につながります。

虐待かもと思った場合は、子どもの安全を確保するため、ためらわずに通報をお願いします。通報者の責任は問われません。

  • 身体的虐待(暴力や戸外に閉めだすなど)
  • 心理的虐待(暴言、無視、DVの目撃など)
  • ネグレクト(家に閉じ込める、同居人の虐待行為の放置など)
  • 性的虐待

平日は、東部子ども家庭支援センター ☎03-5980-5275

夜間や土日・祝日、年末年始は、児童相談所全国共通ダイヤル☎189(いちはやく)番

緊急の場合は、☎110番

ご家族のこと、暮らしのことも心配になった時

豊島区民社会福祉協議会CSW(コミュニティソーシャルワーカー)にご連絡ください。QRコードCSW

03-3981-4392

豊島区民社会福祉協議会CSWについては、以下のページをご覧ください。
 https://toshima-shakyo.or.jp/contents/csw.html

お問い合わせ

子ども若者課地域支援グループ

電話番号:03-3981-2187

更新日:2023年8月2日