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結核

1.結核について

結核は結核菌によって引き起こされる感染症で、結核菌が含まれている咳やくしゃみを吸い込むことによって感染します。多くの場合、感染してから発病するまでに半年から2年くらいかかります。症状は咳、たん、倦怠感、発熱など風邪とよく似ています。このような症状があるときは早めに医療機関を受診してください。また、年に1回は胸部X線検査を受けましょう。早めの受診と定期健診があなたの健康を守ります。

(財)結核予防会結核についてのページへ(新しいウィンドウで開きます)

2.豊島区の結核対策について

豊島区の結核り患率は、全国、東京都に比べ高い水準にあり、都市型の特徴がみられます。全国的には80歳以上の高齢者の割合が高いものの、豊島区の結核患者うち約5割弱は40歳未満の方で、若い方も注意が必要です。

結核り患率について

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出典:東京都健康安全研究センター2023年版地域分析

罹患率:結核のまん延状況をあらわす基本的指針。一年間に発病した患者数を人口10万人対率で表したもの

3.結核の医療費助成

結核の医療については、公費負担制度があります。公費負担額は入院・外来の違いや、所得などにより異なります。結核指定医療機関の主治医の診断に基づき、患者本人またはご家族が住所地の保健所へ申請してください。

結核医療費公費負担・東京都医療費助成申請書(PDF:107KB)

結核の医療費助成を受けているかたがその医療を受ける病院または診療所を変更しようとするときは、あらかじめ患者本人またはご家族が住所地の保健所へ申請してください。

医療機関変更届(PDF:83KB)

結核の医療費助成を受けているかたが住所を変更したときは、患者本人またはご家族が住所地の保健所へ申請してください。

住所変更届(PDF:82KB)

4.結核の届出について(医師・医療機関向け)

  • 結核と診断したときは、直ちに医師による届出が必要です(感染症法第12条による)。
  • 夜間・土日・祝日などは東京都保健医療情報センター(ひまわり)へ電話連絡してください(電話番号03-5272-0326)。

結核の届出基準(PDF:247KB)

結核の届出様式(PDF:145KB)

  • 結核患者が入院または退院したときは、病院管理者による届出が必要です(7日以内)。

入退院結核患者届出票(PDF:58KB)

5.医療機関の方へ(コッホ現象疑い事例の報告)

BCG接種後、コッホ現象が疑われた場合は、以下の通り対応をお願いします。

【Grade1~2】

 ・接種医療機関で経過観察をお願いします。

【Grade3以上】

 ・保護者の同意を得て、速やかに「コッホ現象疑い事例報告書」のご提出をお願いします。

 報告書は、保健予防課感染症保健指導グループに電話で一報の上、メールで送付ください。

その際、接種部位の写真を一緒にご送付ください。なお、送付先のメールアドレスは、電話をいただいた際にご案内いたします。

コッホ現象疑い事例報告書(PDF:110KB)

コッホ現象事例報告書(PDF:142KB)(精密検査を行った場合)

【連絡先】

保健予防課感染症保健指導グループ

電話番号:03-3987-4182

6.結核健康診断(65歳以上のかた)

高齢者の結核も増加しています。65歳以上のかたは、結核の早期発見のため、毎年必ず結核健康診断として胸部X線検査を受けましょう。

長寿健診(後期高齢者検診)

国民健康保険特定健診

福祉検診(福祉健康診査)

お問い合わせ

更新日:2024年9月12日