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ホーム > 文化・観光・スポーツ > 文化 > 文化財 > 豊島区文化財ニュース > 【第13号】婦人之友社社屋が豊島区登録有形文化財に登録されました

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婦人之友社社屋が豊島区登録有形文化財に登録されました

重要文化財自由学園明日館に隣接する、婦人之友社社屋が令和4年9月に豊島区有形文化財(建造物)に登録されました。(西池袋2-20-16)

この建物を所有する婦人之友社は、自由学園を創設し、その校舎の設計をフランク・ロイド・ライトに依頼した羽仁吉一・もと子が創業した出版社で、この社屋は、昭和38(1963)年に建てられました。構造は鉄筋コンクリート造、地上3階、地下1階の建物で、設計を担当したのは遠藤楽です。遠藤楽はライトの弟子、遠藤新の次男で、昭和32年(1957)に渡米し、アメリカで直接ライトの指導を受けています。本建物は、自由学園明日館講堂(昭和9年(1934)築)と、以前あった友の会友の家(昭和37年(1962)築、平成19年(2007)解体)と一体的にデザインされたものです。

婦人之友社社屋は、戦後の建物であるが、隣接する自由学園明日館を設計したライトの系譜を引く設計者によるもので、平面構成や意匠にライトの思想・手法が継承されている建物です。また、親子で世界的建築家と師弟関係にあった設計者の建物と、師の手による建物とが隣接しているのも希少であるため、豊島区有形文化財として登録されました。

婦人之友社社屋写真

 

お問い合わせ

庶務課文化財グループ

電話番号:03-3981-1190

更新日:2022年11月14日