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11月16日から12月15日までは「東京都エイズ予防月間」です。
エイズとは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染で引き起こされ、体の免疫力が低下し、健康な時には体内に入っても病気を起こさない弱い病原菌による感染症(日和見感染と言います)や、悪性腫瘍などの様々な症状が現れる状態を言います。感染した後、未治療でいると、数年から十数年でエイズを発症するといわれています。
日本では、1日あたり新たに約2.8人のHIV/エイズ患者が報告されています。
令和3年に東京都で報告された新規HIV感染者とエイズ患者の総計は357件です。このうち、感染に気づかずにエイズを発症して報告された新規エイズ患者報告数は63件で新規HIV感染者・エイズ患者総数の18%を占めています。年代別にみると、新規HIV感染者数は20~30歳代が多く報告され、新規エイズ患者数は30~50歳代が多く報告されています。
HIV/エイズは、現在でも私たちみんなの問題であり続けています。
HIVに感染しても長い間自覚症状がなく気づかない場合もあります。
感染しているかどうかは血液検査を受ければわかります。感染を早期に発見し、治療を開始することができれば他者への感染を防ぐだけでなく、エイズを発症する時期を遅らせたり、症状を軽くしたりすることができます。
エイズは「死の病」と思われていましたが、1996年以降の飛躍的な治療方法の進歩により、「慢性疾患のひとつ」と考えられるようになりました。
治療方法が確立された現在では、早期発見・早期治療が何より大切です。
池袋保健所では、毎月HIV検査(血液検査)を、匿名・無料・電話及びWEB予約で実施しています。
※新型コロナウイルス感染症の感染流行状況により検査は急遽中止になる場合があります。
お問い合わせ
電話番号:03-3987-4174