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豊島区は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

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「国連を支える世界こども未来会議in TOSHIMA」開催!
~子どもたちがSDGsの視点で豊島区の未来を描きます~

豊島区は、「国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA」を11月23日(土曜)に開催しました。本事業は、世界の子どもたちが集まり、平和で豊かな世界について話合う「国連を支える世界こども未来会議※1)」の豊島区版として位置づけ、次世代を担う子どもたちがSDGsの視点で、豊島区の未来図を描くものです。昨年に続き、2回目の実施になります。

当区では2020年『SDGs未来都市』『自治体SDGsモデル事業』の選定をきっかけに、区立の全ての小中学校で「SDGs達成の担い手育成事業」を開始し、地域・大学・企業とともに各学校が特色を生かした取り組みを進めています。並行して、子どもたちがグローカル(※2)な視点で地域の文化や習慣に向き合い、社会のニーズに合った貢献ができる次世代のリーダーを育成することを目指し、「国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA」を昨年より開催しています。

「国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA」の第一部のワークショップでは、子どもたちが5~6人ずつ8チームに分かれウェルビーイングカードを用いながらディスカッション。チームとしての「住み続けたくなる未来の豊島区」像を決定し、それを実現するために具体的な取組案、そのために明日から何を始めるかなどをまとめました。

わたしたちのウェルビーイングカードとは

自身や周囲の人々のウェルビーイングに意識を向け、対話をうながすツールとしてNTTコミュニケーション科学基礎研究所が作成しました。

カードは、「I(自分個人のこと)」、「WE(近しい特定の人との関わり)」、「SOCIETY(より広い不特定多数の他者を含む社会との関わり)」、「UNIVERSE(より大きな存在との関わり)」とウェルビーイングを構成する4つのカテゴリーに分類されており、カテゴリーごとに「挑戦」、「思いやり」、「自然との繋がり」等のウェルビーイングを実現するために必要となる要素が記載されています。

ワークショップ1

ワークショップ2

 

第二部のプレゼンテーションでは、実際に豊島区議会が行われている議場において、ワークショップで議論した内容について発表しました。「住み続けたくなる未来の豊島区」を実現するために必要なものとして、各グループからは「挑戦と価値観の理解」「自然と生命」などが挙げられました。子どもたちが考えた「住み続けたくなる未来の豊島区[rs1] 」には、SDGsの目標を自分事としてとらえた案がずらりと並びました。

 

プレゼンテーション1

プレゼンテーション2

 

各チームの提案は、審査員と子供たちによって審査され、Eチームが最優秀賞となりました。

Eチームは、豊島区にとって「価値観の理解と挑戦」が大事であり、「自分から価値観の理解に挑戦することでより深い関係を築くことができ、理解して認め合うことで住みやすく居心地の良いまちになる」と説明。そのためにも、誰もが自分の思いを言葉にして伝えていくべきとし「だれでもディベート」をすることを提案。世代が異なる人、国籍が異なる人などバックグラウンドの異なる人と意見を交換するというものでした。

Aチーム(PDF:257KB)

Bチーム(PDF:221KB)

Cチーム(PDF:228KB)

Dチーム(PDF:204KB)

Eチーム(PDF:273KB)

Fチーム(PDF:341KB)

Gチーム(PDF:237KB)

Hチーム(PDF:269KB)

表彰

Eグループ

 

また、会議の実施に先立ち、子どもたちから募集した「SDGsアイデアコンテスト」のグランプリについても、同じくこの場で発表しました。環境、防災、福祉などの視点から478点の応募があり、様々なアイデア・意見から「空き家をアニメのグッズショップなどにして、そのショップを回るスタンプラリーを開催し、若者や観光客の健康増進や地域交流の場にする」というアイデアがグランプリに選ばれました。

グランプリ作品(PDF:349KB)

豊島区長は「短時間で初めて会った友達とチームで意見をまとめられているのが素晴らしかった。今日の場のように、これからも自分の言葉で発信していってほしい」と子どもたちに向けてメッセージを送りました。

集合写真

なお、「国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA」のプレゼンテーションで優秀賞に選ばれたグループ、および「SDGsアイデアコンテスト」のグランプリ受賞者には令和6年3月に開催される「第4回国連を支える世界こども未来会議」への参加権が授与されます。

今後も当区では、としまの未来を担う子どもたちを核としたSDGsを推進し、着実に地域に浸透させつつ、世界に向けても発信してまいります。

(※1)国連を支える世界こども未来会議

国連を支える世界こども未来会議は、世界のこどもたちが集まり“平和”で豊かな世界について、表現しあい、語り合う“ピース・コミュニケーション”の場として、021年より毎年開催しています。2022年3月に開催された第2回目では、世界13か国43名の子供が参加し、活発な議論が行われました。

(※2)グローカル
グローカルとは、グローバル(global)とローカル(local)をかけ合わせた造語。国境を越えた地球規模の視野と、草の根の地域の視点で、さまざまな問題を捉えていこうとする考え方。

国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA(概要)

テーマ

「住み続けたくなる未来の豊島区」

日時・場所

2023年11月25日(土曜日) 13時00分~17時30分

【第一部(ワークショップ)】

  1. 時間:13時~15時
  2. 会場:豊島区役所 1階センタースクエア

【第二部(プレゼンテーション・表彰式)】

  1. 時間:15時40分~17時30分
  2. 会場:豊島区役所 8階議場

参加者

小学4~6年生 約50名

審査員

  1. 豊島区長:高際 みゆき
  2. 豊島区教育長:金子 智雄
  3. 一般財団法人ピースコミュニケーション財団 代表理事/豊島区SDGs未来都市推進アドバイザー:一木 広治
  4. 早稲田大学理工学術院教授:朝日 透
  5. ジャーナリスト:堀 潤
  6. 株式会社コア・エス代表取締役/国土交通省観光庁Visit Japan大使:矢幡 聡子

主催

豊島区/一般財団法人ピースコミュニケーション財団

協力

早稲田大学グローバル科学知融合研究所

大阪大学大学院国際公共政策研究所 ESGインテグレーション研究教育センター

後援

内閣府こども家庭庁/外務省/東京都/内閣官房国際博覧会推進本部

お問い合わせ

更新日:2023年12月15日