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食中毒かと思ったら

吐き気や嘔吐、腹痛、下痢等の症状があり、食中毒が疑われる場合には、まずは速やかに医療機関を受診しましょう

保健所では、万が一食中毒事件が発生した場合には、被害の拡大を防止するため、速やかに事故発生を探知し、発生原因究明の調査を迅速に実施する必要があります。時間の経過とともに調査が難しくなります。

一緒に食事をした複数名の方が同じような症状を呈しているなど、飲食店等が原因の可能性がある場合には、速やかに保健所へ連絡してください

保健所が行う食中毒調査

食中毒であるか否かは、検査や調査を行い科学的・総合的に判断します。なお、調査の結果、原因の特定に至らない場合もあります。

喫食者の調査

  1. 症状:発症日時、具体的な症状の他、一緒に食事をした方の発症の有無や、受診している場合には診断結果や服用薬も確認します。
  2. 喫食状況:原因と疑われる食事内容を確認します。複数名で食事をシェアした場合、「食べた・食べていない」かも確認します。
  3. 発症前の食事内容:直前の食事が原因と考えがちですが、食事をしてから症状があらわれるまでに一週間程度かかることもあります。そのため、一週間程度前からの食事内容を確認します。
  4. 検便:症状が治まった後でも原因となった細菌やウイルスの排泄が続いていることが多くあります。

なお、一緒に食事をした方にも同様の調査をお願いする可能性があります。その方の住所や連絡先を確認しておいてください。

原因と疑われる施設の調査

飲食店等が原因の可能性がある場合には、施設や食品の調査を行います。施設の調査は、必要に応じ、家庭の台所などの調査を行うこともあります。

注意事項

受診するとき

いつ何を食べたか、どのような症状が出ているのか伝えましょう。
食中毒の場合、原因となる食品を食べたあと、数日~一週間程度経ってから発症することがあります。直前の食事が原因とは限らないため、発症した数日前であっても、生の魚や加熱不十分な肉を食べた場合には医師に伝えてください

二次感染に注意

嘔吐物や下痢には細菌やウイルスが含まれている可能性があります。処理する際には、使い捨て手袋などを利用し、処理後は十分に手洗いをしましょう。
嘔吐物の詳しい処理方法や注意事項は、以下のページを確認してください。

ノロウイルス食中毒に注意しましょう

関連リンク

お問い合わせ

生活衛生課食品衛生グループ

電話番号:03-3987-4177

※夜間、休日において食中毒が疑われる場合の連絡は、
『東京都保健医療情報センター「ひまわり」』へ
電話番号03-5272-0303(24時間)

更新日:2023年2月14日