ホーム > 区政情報 > 広報 > 報道発表 > 【報道発表】令和6年11月 > 空き家を活用した「障がい者アートミュージアム」が産学官民の幅広い連携で11月27日にオープンします!
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令和6年11月22日
豊島区では、空き家利活用事業を利用して、一般社団法人むすびが運営する障がい者アートミュージアム「ギフテッドアート美術館MOGA」を、11月27日(水曜日)に南長崎4-12-20にオープンします。
本事業は、区が空き家所有者と空き家活用を希望する事業者をマッチングし、空き家の利活用の促進を図るもので、今回は9件目の事例です。運営事業者の一般社団法人むすびは、障がい者から募集した作品で毎年アートコンテストを開催し、表彰作品を期間限定で一般公開してきましたが、常設美術館をつくるため本事業に応募。空き家所有者とマッチングしたことによりミュージアムの開設にいたりました。
館内は障がい者アート作品を常設展示するとともに、作品・グッズの販売やカフェスペースも併設し、障がい者・健常者が隔てなく自然に交わりくつろげるコミュニティスペースとなっています。
これまで、区・空き家オーナー・事業者団体の3団体で本事業を実施してきましたが、今回のケースは、大学や企業等様々な団体の参画・連携による「産学官民」の幅広い協業により実現した初めての事例です。
東京モード学園グラフィック学科が美術館全体のブランディングデザインを行い、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科が地域とともに発展するための仕組みづくりを検討、地元商店街会および空き家オーナーにはオープン前後での運営連携などで協力いただくなど、多団体と連携することで運営・経営面での課題を解決し、事業の安定経営や長期運用を図ります。
開設にあたり区の担当者は「今回の事例は幅広い団体と協業した新しい運営形態です。今後の空き家活用事業のモデルケースになることを期待しています」と話します。
ギフテッドアート美術館MOGA
豊島区南長崎4-12-20
令和6年11月27日(水曜日) ※11月6日(水曜日)よりプレオープン
10時30分から17時00分 定休日:月曜日・火曜日
一般社団法人むすび(障がい者の物づくり&アートを支援する団体として2019年設立)
改修前
改修後
区の空き家率が13.3%(平成30年住宅土地統計調査)と23区で最も高かったことから、空き家活用と地域コミュニティの活性化を目的に平成31年度より事業開始。
空き家を地域・コミュニティ施設に活用する「地域貢献型空き家利活用事業」と、住宅確保要配慮者向けの住居に活用する「共同居住型空き家利活用事業」の2つの事業があり、空き家オーナーと利活用事業者の登録とマッチング、改修費の補助(費用の2月3日)、両者の調整、運営・立上げ支援等を行っている。これまでトキワ荘と連携したブックカフェや、若年妊婦を支援する活動拠点、ひとり親向けシェアハウスなどを開業。今回のミュージアムで9件目。