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日本脳炎ウイルスの感染によっておこる病気です。感染してもほとんどの人は症状がありませんが、重症例では意識障害・けいれんなど脳炎の症状を生じ、死亡したり後遺症が残ったりします。
人から人への感染はなく、日本脳炎ウイルスが増殖しているブタを刺したコガタアカイエカに刺されることで感染します。東南アジアに広く分布する病気ですが、日本でも西日本を中心に発症が報告されています。
国は、従来のワクチンが重症の急性散在性脳脊髄炎(ADEM)との関係が否定できなかったため、平成17年5月から日本脳炎ワクチン接種の積極的勧奨を差し控えておりました。しかし、平成21年6月2日予防接種実施規則の改正により新しい日本脳炎ワクチン(乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン)の接種が定期予防接種第1期で使用可能となり、平成22年4月1日より第1期のワクチン接種について勧奨を再開し、第2期については、平成22年8月27日より接種が可能になりました。
区分 |
接種方法 |
対象年齢 |
予診票送付時期 |
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第1期初回 |
1~4週の間隔で2回接種 |
6か月以上90か月未満(標準接種年齢3歳) |
3歳児健康診査のご案内と一緒に送付します。 |
第1期追加 |
初回接種1年後に1回接種 |
6か月以上90か月未満(標準接種年齢4歳) |
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第2期 |
1回接種 |
9歳以上13歳未満(標準接種年齢9歳) |
9歳お誕生日の翌月に送付します。 |
海外渡航の予定がある等の理由で予診票送付時期より前に接種を希望するかたは、電子申請(新しいウィンドウで開きます)もしくは、母子手帳を持って、池袋保健所2階総合窓口や長崎健康相談所、または池袋保健所出張窓口(区役所4階)へお越しください。
海外で予防接種をうけたことがあるかたは、その接種記録がわかるものも合わせてお持ちください。
また、予診票送付時期より前に予診票を交付したかたは、3歳児健康診査のご案内に日本脳炎の予診票は同封されません。ご了承ください。
〒170-0013豊島区東池袋4-42-16
池袋保健所保健予防課予防接種担当(☎03-4566-4115)
予診票を23区内の実施医療機関に持参し、接種してください。(医療機関によっては予約が必要です。)
予診票をお持ちでないかたは、池袋保健所2階総合窓口または長崎健康相談所、池袋保健所出張窓口(区役所4階)でお渡しできます。
接種記録を確認してから交付いたしますので、母子手帳を持って窓口にお越しください。
平成17年度から平成21年度まで日本脳炎予防接種の積極的勧奨を差し控えていたため、予防接種の機会を逃した対象年度生まれのかたは、下記の期間で不足分を定期予防接種として接種できます。
生まれた年ごとの影響と対応については、厚生労働省「日本脳炎の予防接種についてのご案内」をご覧ください。
厚生労働省「日本脳炎」のページへ(新しいウィンドウで開きます)
平成7(1995)年4月2日から平成19(2007)年4月1日生まれのかた
20歳未満(20歳の誕生日前日)までに、第1期(3回)と第2期(1回)の不足分を接種できます。
(注釈)平成25年4月1日より対象者が拡大され、平成7年4月2日から平成7年5月31日生まれのかたが追加されました。
平成23年5月20日以前の接種歴 |
その後の接種方法 |
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第1期のうち、1回のみ受けた者 |
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第1期のうち、2回受けた者 |
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第1期のうち、3回受けた者 |
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第1期を全く受けていない者 |
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13歳~15歳のかたで、保護者の同伴なしで予防接種を希望する場合は、予診票の「13~15歳で保護者が同伴しない場合」欄に必要事項をご記入ください。なお、当該欄のない旧様式の予診票をお持ちのかたは、保護者の「同意書」(以下よりダウンロードまたは手書きで作成)が別途必要となります。
16歳以上のかたで、保護者の同伴なしで予防接種を希望する場合は、予診票に自署することで接種できます。
お問い合わせ
電話番号:03-4566-4115