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更新日:2026年5月1日
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目次
令和7年度の家庭教育推進員事業「としまPゼミ」の活動内容をご紹介します。
テーマ:「コミュニケーションが育む未来〜おとなと子どもが響きあう『響関力(きょうかんりょく)』とは?~」
講師:「北さん」こと北島尚志(きたじまたかし)さん。あそび環境Museumアフタフ・バーバン元代表、聖心女子大学非常勤講師、子どもの権利条約第31条の会世話人
今まではPTA会長からの推薦で選出されていたPゼミのメンバーですが、今回は豊島区の小学生保護者から広く公募しました。「あそび」をとおしてコミュニケーションや子どもの権利について楽しみながら学び、体感しました。
学習発表会は初めて「生涯学習フェスティバル」とコラボレーションして開催しました。伝えたいことを伝えたい人に伝わるために、かかわりの中で育まれるコミュニケーション力を、「あそび」をとおして高めるワークショップをして、大盛況でした。
各回の活動内容は以下をご覧ください。また年間の活動をまとめた活動報告書も発行しましたのでご一読ください。活動報告書は1、4ページ(PDF:3,938KB)と2、3ページ(PDF:4,135KB)の2つのファイルになっています。
「豊かなコミュニケーションを目指して!~伝えたい事が伝えたい人に伝わっていますか?~」
第1回月例会は公開講座で開催しました。今回はコミュニケーションがテーマ。「あそび」を実践しながらコミュニケーションについて学びました。楽しいあそびにはルールが必要ですが、ルールは作り変えられるものだそうです。「子どもたちはあそびの中で、ルールを作ったり、変えたりしてコミュニケーションのトレーニングを重ねているのです。自分の興味関心に向かい、相手を思いやる想像力が発揮された時に、お互いが心地よくなる、そんなコミュニケーションをこの連続講座で体感していきましょう!」と北さんからお話がありました。
詳しい様子がわかる「Pゼミ通信第1号」(PDF:1,666KB)もぜひご覧ください。
ともに響きあうかかわりをつくろう~子どもの声を聴くこと~
まずはあそんで、何が楽しかったのかをPゼミの皆さんから意見を出してもらいました。「楽しいをつくると笑顔になる」「大人が全力になった」「自由で正解がない」「創造するあそび」などがあがりました。あそびをとおして違った意見を面白がり、グループで表現することを体感しました。皆さんの距離がこの講座でぐっと近くなっていくのを感じました。コミュニケーションとは個人の能力でなく、関係づくりそのものであると学びました。どんな関係づくりにしたいのか?またかかわりたいという意欲を高めるには3つのエンジン「安心」「興味・関心がある」「他者に思いを馳せる想像力」が必要だそうです。
詳しい様子がわかる「Pゼミ通信第2号」(PDF:597KB)もぜひご覧ください。
あそんで学ぶ、子どものケンリ~あそびの中に権利あり~
今回は「子どもの権利条約」について学びました。皆さんも真剣な表情で講義を受けました。「権利とは当たり前のことです。それぞれの当たり前は違うし、なかなか相手を認められないのです。また権利は要求です。」北さんのお話の後、権利のワークショップをしました。「大きなかぶ」のワークでは2人組になって「抜きたい」あなたと「抜かれたくない」かぶの2つの権利がぶつかりました。どうしたらかぶがその気になり、安心して抜かれる合意にいたるのかをあげていきました。「あなたがいい!」「抜かれたあとワクワクするような想像+今の自分を認めてくれる」「子どもの役に立つ」など多くの意見があがりました。最後に北さんからまとめがありました。「こういうことがうれしくて、人が動くのだと思います。また『違う可能性の新しい道』を示すこともとても大事なことです。権利は遠くにあるのではなく、わたしたちの身近にあると感じていただけたでしょうか。」
子どもの権利条約について、日本ユニセフ協会でわかりやすい抄訳(新しいウィンドウで開きます)を公開しています。ご参考になさってください。
詳しい様子がわかる「Pゼミ通信第3号」(PDF:1,767KB)もぜひご覧ください。
学習発表会準備・リハーサル~ともに作ってあそぼう〜
2週間後にせまった学習発表会の説明をしてから、まずはアイスブレイクであそびました。皆さんで話合い、学習発表会はステージ発表後、ブースでは来場者と関係性をつくり、わたしたちの考える「子どもの権利」を選んでもらい、ベスト5を調査することにしました。ステージやブースでどんなあそびをしていこうか、北さんも皆さんもアイディアがいっぱい。実際に全員でやってみてから役割分担など具体化していきました。緊張感も出てきましたが、今回も皆さんのわくわくした笑顔があふれていました。

学習発表会~楽しい!をつくろう~
としまセンタースクエア「生涯学習フェスティバル」会場内で学習発表会を午前10時から開催しました。400名以上の方が会場を訪れ、Pゼミの皆さんは朝からリハーサル、そして本番のステージやブース、最後にふりかえりを行い、1日活動になりました。中にはお子さんやご家族と一緒に参加してくださったメンバーもいらっしゃいました。
ステージでは、自己紹介のあと、講座で学んだあそびをグループに分かれて披露しました。会場全体を巻き込
み皆さんの笑顔を引き出すことができました。またブースでも、培ったコミュニケーションで来場した方々とあそびのやりとりをしてから、子どもの権利条約にふれてそれぞれが思う大事なものを5つずつ選んでシールを貼ってもらいました。大人と子どもで色分けしたシールで、どう考えが違うのかがわかりましたね。
当日は区長をはじめとして、教育長、校長先生、PTA役員の方々もいらしてくださり、あそびや子どもの権利の調査に参加してくださっていました。Pゼミの皆さんも楽しんでコミュニケーション力を発揮していました。
学習発表会終了後は活動のふりかえりをしました。集計した「子どもの権利ベスト5!」を全員で確認して、
「響関(きょうかん)とは?」についてグループで意見をまとめました。Pゼミの皆さんからは「個同士のかかわり、自分も相手も認める」「相手を受け入れて、違いを認めて返す」「おもしろがる、その人へ向けて一歩を踏み出す」などのイメージがあがっていました。
最後に北さんからの力強いまとめがありました。「響関するとはシンプルに言うとその場に一緒にいて、面白がりながら、かかわることです。」また豊かなコミュニケーションになるためには「響関する」ことと同時に、「子どもの発達の道筋」も大事な視点だそうです。「安心できて、自らの発見に共感してもらい、自分で考えて自分で決めて判断することが尊重され、話を最後まで聞いてもらえること」こういう体験があってこそ、誰かのために誰かと一緒に何かをしていこうという気持ちになるそうです。「講座での体験を生かしてPゼミの皆さんの日常で他者とのかかわりがより豊かに、楽しくなっていくことを願っています」とお言葉をいただきました。
Pゼミの皆さんからはアンケートで、この講座に参加してコミュニケーションの取り方で変わったことなどを
あげてもらいました。北さんからコミュニケーションを楽しく学ぶということで、月例会でのメンバー同志の心の距離もすぐに近くなり、安心できる場所になったと感じました。5か月間お疲れさまでした。
詳しい様子がわかる「Pゼミ通信第4,5号」(PDF:2,933KB)もぜひご覧ください。
電話番号:03-3981-1141