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更新日:2024年7月19日

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令和6年第2回定例会の報告について

連日の猛暑で、熱中症により救急搬送される人が増えています。屋内であっても、室温の調節、こまめな水分補給など、熱中症予防を心がけていくことが大切です。本区では、熱中症による健康被害を予防し、厳しい暑さをしのげる場所として、区有施設などを「涼みどころ」として開放しています。マイボトル用給水器も設置していますので、お気軽にご利用いただき、暑い夏を乗り切っていきましょう!

さて、私が区長になって2年目のスタートとなる令和6年第二回定例会が6月19日から7月18日までの会期で開催されました。区の法律である条例改正が8件、年度の途中で経費が必要になった事業を実施するための補正予算2件など、区議会で活発にご議論いただき、すべての案件が採択されました。

条例

まず、「条例」の主な改正内容です。

「としま区民センター」のエントランスホールの一部を新たに貸し出します。休日には多くの若者でにぎわうHareza池袋からも見える場所ですので、展示ギャラリーなどとして、ぜひ多くの方に利用いただきたいと思います。

なお、利用開始は令和6年8月26日から、予約の受付開始は7月22日からとなります。

 

補正予算

補正予算は、22億7,430万2千円、事業数24件を計上しました。

福祉・健康関係

  1. 小児インフルエンザ予防接種にかかる子育て世帯の負担を軽減するため、生後6カ月から中学3年生相当までの接種費用のうち、1回あたり、2,000円を助成します。(5,899万3千円)
  2. 新型コロナウイルスワクチン定期接種を実施するとともに、65歳以上の定期接種対象者(60~64歳で心臓・腎臓・呼吸器などに障害のある方も対象)の接種費用について、1回7,000円程度の自己負担が生じる見込みですが、区独自に3,500円を助成します。なお、生活保護受給者等については、自己負担の全額を助成します。(4億495万4千円)

子育て・教育関係

  1. 東京都の「とうきょう すくわくプログラム推進事業」を活用し、「光」「音」「植物」などテーマに沿って、乳幼児の興味・関心に応じた探究活動を、希望する保育施設、幼稚園で実施いたします。(1億1,400万円)
  2. 東京都の「エデュケーション・アシスタント配置支援事業」を活用し、区立小学校教員の負担を軽減し、教育の質を向上させるため、小学校1~3学年における副担任相当の業務を担う会計年度任用職員を配置します。(7,114万1千円)

防災

  1. 大規模災害が発生した際に職員や医療従事者の安否・参集可否等を把握するシステムを導入します。(211万8千円)

学校改築方針

第二回定例会の初日には、今後の学校改築の見通しを示した「新たな学校改築方針」についてご説明しました。

方針の一つ目は、駒込地域の小中学校の改築です。日本郵船株式会社が所有する敷地を定期借地する本区初の手法により、仮校舎を建設し、駒込小学校、仰高小学校、駒込中学校の改築を約20年間かけて進めてまいります。

二つ目は、総合体育場と朋有小学校の敷地を一体的に活用した学校改築です。朋有小学校の改築にあたっては、将来的な教室数の確保にとどまらず、巣鴨小学校も含めた西巣鴨中学校ブロックでの小中連携教育によるさらなる教育環境の向上を目指し、朋有小学校と西巣鴨中学校を区内2か所目の「校舎一体型小中連携校」として整備いたします。具体的な検討にあたっては、将来、西巣鴨中学校に通う巣鴨小学校も含めた3校で、考える会を進めてまいります。

改築の際は、近隣に仮校舎地の見通しが立たず、既存の校舎を活用しなければならないことから、現在の総合体育場と朋有小学校の位置を入れ替えます。これにより、校舎の移転を新校舎への1回で済ますことにより、子どもや学校の負担軽減を図ります。学校改築後は、管理棟のほか、野球場を含めた総合体育場全体を再整備いたします。小中連携校と総合体育場の整備を約10年間かけて進めてまいります。

なお、移転後の西巣鴨中学校校舎は、仮校舎として活用することにより、東部地域の学校改築を計画的に進めてまいります。

方針については、今後、地域の皆様、関係団体への説明を丁寧に進め、ご意見を十分に伺いながら、これまで以上に充実した施設となるよう、最大限努力してまいります。また、各競技の代替施設の確保にも努めてまいります。

 

 

6月19日に定例会の開会にあたり、区政運営に対する所信の一端を申し述べました。

6月25日と26日の本会議では、15名の議員から、区長としての1年間の総括、新たな学校改築方針、災害対策、まちづくり、子ども・子育て施策、学校教育などについて質問をいただき、それに対する区の考え方をお答えしました。(※ページ下のリンク先からご覧ください。)

現在、「基本構想審議会」において、区政運営の最高指針である基本構想・基本計画に関して活発な審議が行われています。議論が深まるにつれ、豊島区の将来に対する期待が高まるとともに、今年度末の策定に向けて、改めて身が引き締まる思いです。

今後、検討を進めるにあたっては、区民の皆様の声を反映することを第一に考え、区民意識調査や、区民ワークショップ、関係団体へのヒアリングなどを審議会と並行して実施いたします。

区民目線で「目指す将来の姿」を考え抜き、「ひと」が主役のまちの実現に向けた羅針盤となる計画策定に向け、区民の皆様とともに、将来の豊島区を描いてまいります。