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更新日:2024年10月28日

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令和6年第3回定例会等の報告について

10月も終盤というのに残暑が厳しくなっています。東京都心では10月に入って12回目の夏日を記録し、統計開始以来、最多を更新したそうです(10月17日時点)。その一方で、スーパーには、秋ならではの食材が並び始め、秋の味覚をいただく機会も増えました。そして、区内の各地域では、待ちに待った各種イベントが開催されています。

 

今月はすでに「DOKI DOKI防災フェス」、「としまスポーツ祭り2024」、「東京よさこい」、「としま商人まつり」、「秋の大塚バラまつり」、「雑司が谷鬼子母神御会式」、「池袋満月祭2024」など、多くのイベントに参加させていただき、たくさんの区民の皆様と交流することができました。

「池袋ハロウィンコスプレフェス」では、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のキャラクター「マリュー・ラミアス」に扮装!今回も池ハロらしく、ルールを守り、コスプレイヤーも、カメラマンも、一般来場者も、一緒に楽しめるフェスを満喫しました。

11月1日から開催される「2024 台北国際旅行博(ITF)」に、豊島区と「チームとしま」との合同で出展します。訪日の際に便利でコンパクトな「IKEBUKURO Map(クーポン付)」の配布、池袋の街の紹介動画放映、コスプレイヤーによる撮影会の実施などを計画しており、豊島区の魅力を世界に発信し、インバウンドを見込んだシティセールスを実施してまいります。

さらに嬉しいニュースとして、区内にキャンパスを構える立教大学と東京国際大学が厳しい予選会を通過して、第101回箱根駅伝への参加が決まりました。

 

文化の秋、スポーツの秋、コスプレの秋。豊島区の秋は、魅力でいっぱいです。

第三回定例会

第三回定例会は、9月18日から10月25日まで、一カ月以上をかけて開催する長丁場の定例会です。令和5年度の予算の使われ方が正しかったかどうかを集中的に審議する「決算特別委員会」が延8日間にわたり開催され、区の施策について熱心に審議がなされた結果、区議会の認定をいただきました。

決算特別委員会 主な質疑

統括質疑

  • 決算特別委員会の初日には、令和5年度決算に関する総括的な質疑が行われました。
  • 歳出面では、9次にわたる補正予算編成により、区民生活を支えるための積極的な財政出動を行いました。
  • 歳入面では、区の歳入の半分以上を占める特別区税と特別区財政調整交付金が堅調に推移し、財政構造の弾力性を示す「経常収支比率」は79.6%となり、6年ぶりに目標値である70%台を達成しました。
  • 区の借金である公債費は減少、貯金である基金残高は増加し、「公債費負担比率」は2.6%、前年度比0.6ポイント改善し、財政の健全性を堅持した決算となったとお答えしました。

今後の財政運営

  • 一方で、第二回定例会で打ち出した「新たな学校方針」や老朽化施設の改築・改修、市街地再開発の推進、道路や橋りょうなどの大規模なインフラ整備などが予定されており、今後の財政運営を心配する質問もありました。
  • 投資的経費に加え、物価や工事費の高騰、賃金、金利の上昇など、社会経済状況が目まぐるしく変化する中、区民ニーズも複雑化・多様化しています。
  • これらの行政需要に応えるためには、将来的な行政需要を見据えた予算編成が必要であり、特に計画的な基金残高の確保と特別区債の活用が重要です。
  • かつての財政危機の教訓を生かし、過度な後年度負担とならぬよう、各種財政指標を注視しながら、中長期的視点に立った計画的財政運営に努めていきますと答弁しました。

個別事業

  • そのほか、庁内DXの推進、災害時に区民の皆様が避難する救援センター、町会の加入率向上策、防災まちづくり、小学校移動教室など、地域の実情を踏まえたご質問をいただき、それぞれの事業の状況や課題、今後の見通しなどについて、お答えしています。

 

本定例会では、決算の認定のほか、条例7件、補正予算4件、その他についてご審議いただき、すべての案件が採択されました。

条例

「条例」では、主なものとして、多様な性自認・性的指向の人々への支援を拡充し、ファミリーシップ制度を導入するため、「豊島区男女共同参画推進条例」を改正しました。

補正予算

補正予算は全会一致で採択されました。今定例会では、17億6,385万8千円、事業数13件の補正予算を計上しています。

  1. 認証保育所における4・5歳児の職員配置基準の見直しや、障害児受入促進のため、認証保育所への補助金を拡充します。(576万9千円)
  2. 区民ひろば運営のあり方を検討するため、施設利用者のニーズや利用状況を収集・分析するデータプラットフォームを構築します。(2,868万2千円)
  3. 令和6年10月1日の郵便料金改定に伴い不足が生じる経費を計上しました。(一般会計640万3千円、後期高齢者医療事業会計103万6千円、介護保険事業会計236万1千円)
  4. 衆議院解散に伴う衆議院議員選挙の執行にあたり必要な経費を計上しました。(1億4,952万8千円)

教育大綱

区政の重要な柱の一つである教育について、区長として目指す方向をお示しするため、10月1日に「豊島区教育大綱」を策定し、今定例会でご報告いたしました。

新たな教育大綱の作成にあたっては、「未来としまミーティング」の開催や「教育施策に関する意識調査」等を実施し、児童・生徒、教職員、保護者、地域の皆様から多くのご意見・ご要望をいただき、改めて区民の皆様の教育に対する関心の高さを認識しました。

大綱では、「元気でたくましく、個性や能力を伸ばしていける子ども」、「人とのつながりを大切にし、共に支え合う子ども」、「多様な体験を通して、豊かな心を育む子ども」、「地域に育まれ、地域を愛する子ども」の育成を掲げ、そのための方針と取組みをお示ししております。

「未来を切り拓く 笑顔で元気な“としまっ子”が育つまち」を目指し、教育委員会とともに精いっぱい取り組んでまいります。

「豊島区教育大綱」はページ下のリンク先からご覧いただけます。ぜひご一読ください。