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東京都は平成24年被害想定から約10年間の様々な変化や最新の科学的知見を踏まえ、首都直下地震等発生時の被害の全体像を明確化するとともに、今後の都の防災対策の立案の基礎とするために、令和4年に被害想定を見直しました。
令和4年被害想定で想定される地震のうち、豊島区への影響が大きいと想定される「都心南部直下地震」の被害想定について、以下のとおりまとめました。
豊島区では、平成24年被害想定にて首都直下地震対策を検討していく上での中心となる地震として位置づけられている東京湾北部地震(マグニチュード7.3、冬の夕方18時、風速毎秒8メートル)を前提条件として、豊島区地域防災計画を策定し、様々な防災対策に取り組んできました。
今後は、令和4年被害想定を踏まえた豊島区地域防災計画(修正版)を策定していきます。
平成24年と令和4年の被害想定は、想定される地震のメカニズムが異なるため、単純な比較は困難ではありますが、各被害想定において想定し得る最大の被害を比較したものです。耐震化率や不燃領域率の向上等により、平成24年被害想定から各種被害は減少する想定となっています。
被害想定項目 |
平成24年被害想定 |
令和4年被害想定 |
|
---|---|---|---|
前提条件 |
地震の種類 |
東京湾北部地震 |
都心南部直下地震 |
地震規模 |
マグニチュード7.3 |
||
発生の時期 |
冬の夕方18時 |
||
自然条件 |
風速毎秒8メートル |
||
物的被害 |
建物全壊数 (ゆれ・液状化・急傾斜地崩壊) |
1,679棟 |
816棟 |
焼失棟数 (倒壊建物を含む) |
1,355棟 |
745棟 |
|
人的被害 |
死者 |
121人 |
55人 |
負傷者 |
2,778人 |
1,362人 |
|
自力脱出困難者 |
770人 |
297人 |
|
避難所避難者 |
34,115人 |
32,136人 |
地震の種類別(都心南部直下地震、多摩東部直下地震、大正関東地震、立川断層帯地震)に、豊島区の被害想定をまとめています。
「首都直下地震等による東京の被害想定」の報告書に記載されている震度分布や液状化危険度分布等を地図と重ねあわせて表示しています。
ご自宅や職場周辺などが震度分布等で、どのような状況になっているか確認してみましょう。
住んでいる場所や被災状況、建物の条件、世帯構成などの属性を入力することで、あなた自身に合った個別の被害想定を作成できます。
被害の状況を確認することで、平時や発災時に取るべき防災対応が分かりますので、日頃の備えについて考える機会に活用してみましょう。
※「東京被害想定マップ」・「東京マイ・被害想定」へ(東京都ホームページ)(新しいウィンドウで開きます)
その他の情報については、東京都の公式資料(東京都ホームページ)(新しいウィンドウで開きます)をご覧ください。
お問い合わせ
電話番号:03-4566-2575