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魚介類の中には、アニサキスという寄生虫の幼虫が寄生していることがあり、これが生きたまま体内に入ってしまうと、食中毒の原因となる可能性があります。
アニサキスによる食中毒は、通年で発生し、近年食中毒の原因として上位を占めています。
美味しい魚料理を安全に楽しむために、アニサキスによる食中毒の特徴と予防方法をご紹介します。
アニサキスは、体長2~3センチメートル、幅0.5~1ミリメートル程度の寄生虫(線虫)の一種です。渦巻き状になっていることが多く、色は半透明の白色です。
サバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマなどの海産魚介類に寄生しています。
食後8時間以内に、激しい腹痛、吐き気、嘔吐などを引き起こします。まれにアニサキスが抗原となり、じんましんやアナフィラキシーなどのアレルギー症状を示す場合があります。
生きたアニサキス幼虫が付いたままの海産魚介類を、生食、あるいは冷凍や加熱が不十分な状態で食べると、アニサキス幼虫が、胃壁や腸壁に侵入することで食中毒症状を引き起こします。
酢や塩、しょうゆ、ワサビなどの調味料では、アニサキス幼虫は死滅しません。上記の予防方法を取り入れましょう。
【YouTube】保健所がシメサバ作ってみた(2分32秒)(新しいウィンドウで開きます)
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