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藍で染めた木綿の布で作られたさまざまな種類の袢纏は、主に仕事のときに着るものでした。商人は店で、職人は仕事先で、また、かつて地域に消防組があった時代、火事場では刺子(さしこ)の袢纏(はんてん)が着られていました。
今、袢纏というと、まず色鮮やかな祭り袢纏が思い浮かぶことでしょう。しかし一見単調と感じられる紺色の袢纏も、決して忘れられているものではありません。
展示する約50点の袢纏は、区内で実際に使用されていたものばかりです。色や形に類似点は多くありますが、細部の意匠的な工夫には個性が光ります。袢纏を着ていた人や作った人、それを伝えてきた人の気持ちを通して、当時の社会の姿や生活の文化に触れてみましょう。(展覧会チラシより)
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