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学習院東別館（旧皇族寮）
＜国登録有形文化財＞
当時全寮制だった学習院の皇族寮として、大正2年（1913）に建てられた。木造2階建て、桟瓦葺で、北側が寄棟造、南側が切妻造という複合的な屋根を持つ。外壁は南京下見板張であり、アメリカ系の建築様式が窺える一方、木肌を見せた塗装や欄間付きの引き違い窓を配するなど和風建築の要素も見える。窓下の小壁は竪羽目板張りで、下部に横長の換気口が設けられている。壁材は無節の良材を使用している。
正面玄関には馬車を寄せる車寄せがあり、玄関庇に付けられた桜模様の飾りは、向かい合わせに建っていた院長官舎（愛知県犬山市の博物館明治村に移築）と対をなしていた。
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