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高岩寺本堂

高岩寺本堂

<国登録有形文化財>

高岩寺の本堂は、昭和32年(1957)の建立。鉄筋コンクリート造。設計は横山秀哉(当時、東北大学教授)で、施工は松井建設。

敷地北西寄りに南西に正面を向けて建つ。鉄筋コンクリート造、単層、地階を備えた仏堂で、桁行、梁間各15.45mを主体部とし、この正面に向拝、背面に内陣突出部、向かって左手に「下足室」を付属し、周囲に高欄付きの縁を廻らす。屋根は入母屋造、本瓦葺とし、妻飾りは2重虹梁、大瓶束で上下虹梁間に格狭間を入れる。

外観、内部意匠とも、伝統的な和様を基調としつつ、垂木形をつくらず、細部も組物、木鼻、笈形等絵様を単純化するなど、鉄筋コンクリート造による寺院本堂に適合した新たな造形を試みている。

 

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庶務課文化財グループ

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更新日:2022年11月1日