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<国登録有形文化財>
学習院正門は目白通りに半円形に後退した窪みの部分に建てられている。明治41年(1908)の目白校地移転とともに建設されて以来、当時のままの形状を残している。
4本の煉瓦造の門柱と木製の扉で構成されている。門柱の基礎と頭部は花崗岩で、柱の煉瓦はイギリス積みである。煉瓦の焼き具合は均一で、保存状態は良好である。竣工当初は頭部に照明器具が設置されていたが、現在は取り外されている。左側にある「學習院大學」の門標は、卒業生の寄贈による。揮毫は初代学長安倍能成。
煉瓦造の門柱と生垣からなる正門は明治期の学校の門としては簡素であるが、開校時の空間を継承している。
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