ホーム > 文化・観光・スポーツ > 文化 > 豊島区立郷土資料館 > 郷土資料館 > 刊行物 > これまでに開催した特別展・企画展図録 > 千川上水探訪マップ
ここから本文です。
千川上水探訪マップ(在庫切れ)
千川上水は江戸時代、小石川御殿、湯島聖堂、浅草の浅草寺などと江戸市中の水を確保するために玉川上水を分水した上水です。また、開削の当初から流域の農業用水としても利用され、近代以降は製紙工場や水車などの産業用水としても利用されました。
今年は、千川上水が元禄9(1696)年に開削されてからちょうど300年目にあたります。そこで豊島区立郷土資料館では、これを記念してフィールドワーク・企画展などを中心とした関連事業を開催し、水と区民との関わりの歴史をあらためて考えることにしました。そして本冊子である「千川上水探訪マップ」を企画展に合わせて刊行することとしました。
これまで郷土資料館では、千川上水を散策する際のガイドマップ的なものは『かたりべ24・25合併号』や『豊島区地域地図第6集』の解説書などに載せておきましたが、写真が少ないなど不十分なものでした。そこで今回は、なるべく「探訪マップ」の機能を重視した編集内容としました。従って千川上水の歴史の詳細については1992年の特別展図録『千川上水展─うつりゆく流域のくらしと景観─』や『豊島区立郷土資料館調査報告書「千川上水関係文書I」』などをご参照ください。
また今回の記念事業は、練馬区教育委員会・板橋区立郷土資料館と相互に協力しながら組み立てました。ここに関係者各位に感謝申し上げます。
1996年11月豊島区立郷土資料館
(図録序文より)
お問い合わせ
電話番号:03-3980-2351