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今回の展示会では、豊島区地域の町工場をとりあげ、都市化の問題を考えてみたいと思います。
題して「町工場の履歴書」。池袋の繁華街をかかえる現在の豊島区から「町工場」をイメージすることは少し難しいことかも知れません。ところが豊島区内には現在約2,000社の工場があり、その半数は印刷製本関連の工場で占められているのです。
現在区内で活躍する、あるいはかつてあった町工場のあゆみをたどっていくと、それはまさしく武蔵野台地に位置する近郊農村であった豊島区地域の都市化のあゆみであることに気づきます。
ここでは、地場産業である神田川の染色業が工業地帯に変わっていく、明治・大正期から、戦災で区内の工場の大半が焼失する昭和20年(1945年)までの町工場のあゆみを中心に見ていきます。あわせて私たちの生活や豊島区の景観がどのように変わっていったのかということもふれてみたいと思います。
(展覧会チラシより)
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